マイクラ・どうぶつの森にある心理療法のエッセンス

マイクラ・あつ森にある心理療法のエッセンス♪

皆さん、こんにちは。

コロナ禍で家に居る時間が多くなり、あつまれどうぶつの森、桃鉄などのゲームが人気になっていますよね。家で楽しくゲームというのは、なかなか外に外出が難しいという状況ではとてもいい方法ですよね。

一日のうちで何時間もゲームをやりすぎてしまい、ゲームなしでは生活ができないというような状態はゲーム依存などの病気として注意が必要です。しかし、適度な時間を守ってゲームを行うことは、楽しく過ごせるということ以外にも大きなメリットがあるかもしれません。

今回は、そんなゲームのもたらす良い部分にスポットをあてて、埼玉県でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、皆さんにご紹介したいと思います。

箱庭療法に近いゲーム!?

皆さん、心理療法の中で箱庭療法というものがあるのご存知でしょうか?箱庭療法とは、砂の入った箱の中に建物や人、動物などのミニチュアを置いていき、自己の内面世界を表現したり、そこでミニチュアを動かして遊んだりするものです。

箱庭療法は、イギリスの小児科医のローエンフェルトが基礎を作り、カルフが心理学者のユングの考え方を元に発展させたものです。日本には河合隼雄先生が紹介されて、今では多くのカウンセリング施設や子供を対象に心理療法を行う場所に設置されているものです。

イメージとては以下の写真のように砂が敷き詰められて、その下が青地になっている箱に、ミニチュアの家や動物、人、草木などを配置していき、カウンセラーが見守っている状況でクライエントが作っていきます。

この箱庭療法を行うことによって、自分の内的世界が表現されて、表現されることによって適切にこことの中に納まっていくと言われています。また、心の中や自分の置きたい世界、自分の居心地の良い世界を表現することでカタルシス(心の浄化)効果があると言われています。

筆者自身も大人になってから体験したことがあるのですが、童心に帰って楽しむことができて、時間も忘れて自分の表現したい世界観を作り上げることができました。これが大人でも結構楽しく驚かされます。

そんな箱庭療法という自分の内的世界を小さな箱庭という中で表現していくというものですが、似たような遊びができるゲームとして、あつまれどうぶつの森やマインクラフトについてその類似性と差異を見ていきたいと思います。

箱庭療法と近いゲーム

箱庭療法のように自分の内的世界を比較的自由に作り上げることができるゲームとしてマインクラフトとあつまれどうぶつの森という2つのゲームを上げて、その類似性と差異をみていきたいと思います。

①マインクラフト

ご存知の方が多いかと思いますがマインクラフトというゲーム、略してマイクラというゲームがあります。対戦等もあるのですが、立体のブロックを自由に組み変えて、建築を楽しむことができるゲームです。

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筆者も何度かプレイしたことがあるのですが、自分の好きなような建物を作り、表現したい世界感を作り上げることができるというところに箱庭療法と共通点があるのではないでしょうか。

ただ、差異という点で考えていくと、プレイしたことがある人であればわかると思いますが、建物を作るのはとても多くの時間や手間がかかります。その点は箱庭療法と大きく違い、もしかするとその多くかかる時間と手間は自己世界を表現できるというメリットよりもマイナスに働くかもしれません。

②あつまれどうぶつの森

これもご存知の方も多いかと思いますが、どうぶつの森の最新シリーズのあつまれどうぶつの森です。今作では、今まで村での生活といゲームだったのが、無人島を自分で開発していくというゲームになっています。

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この無人島というのが、箱庭療法の箱に相当して、島の中をどのようにしていくのかが箱庭療法の中に何を置いていくかに繋がります。あつ森では、川を開発したりできますが、箱庭も砂を掘ると下が青色になっており、川や海に見立てることができます。無人島を自分の好きな世界に変えていくというのもやはり箱庭療法との共通点と言えるかもしれません。

差異という点では、お金の介在というのがあげられると思います。当然ですが箱庭療法で自分の起きたい場所に置きたいものを置いてもお金はかかりません。しかし、どうぶつの森では、自分の置きたいところに置きたいものを置くにはお金がかかります。その点の自由のなさやお金という一部現実を連想し、制限をされる感じは、大きな差異といえるのではないでしょうか。

マイクラ・あつ森にある心理療法のエッセンス

今回は、埼玉県さいたま市東浦和でほんだカウンセリングオフィスを営む、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、箱庭療法の紹介からマインクラフトやあつまれどうぶつの森に見られる、共通点と差異についてお話いたしました。

ご紹介したように、箱庭療法では箱、マイクラ・あつ森ではゲーム内、というようにある程度制限のある中で自分の作りたい世界を作るといのは、自身の内面を表現することに繋がります。しかし、当然ですがその差異から箱庭療法が持っている本来のカタルシス効果などは十分にゲームでは味わえないかもしれませんが、エッセンスというしては十分あります。

箱庭療法でもあることなのですが、マイクラ・あつ森で自分の作りたい世界がないとか、うまくまとまらないという時は、実は心にエネルギーがない状態だったりします。心にエネルギーがないと、内的世界を表現するということはできないのです。マイクラ・あつ森は、そんな心のエネルギーの指針に使えるかもしれません。

しかし、最初にも述べましたが、ゲームのやりすぎには、依存などの危険性があります。箱庭療法も一回の時間は最大でも50分程度になっているところが多いです。ゲームも適宜休憩を入れながら、自身の世界を表現して、心のエネルギーを満たすツールとして使えると良いでしょう。

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご希望の方は、以下のお申込みページまでお進みください。

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