ゲームをやめたくてやめられないゲーム依存の理解と治療方法

ゲーム依存の理解と治療方法!?

皆さん、こんにちは。

皆さんの中にゲームを始めたら何時間もやってしまいやめたくてもやめられないという人や、ゲームをやっていないとなんだか落ち着かないという人はいませんか?このように多くの時間をゲームなしではやっていけないという人はもしかするとゲーム依存症の可能性があります。

今回は、SwichやPS5などテレビゲーム、スマホやタブレットなどでのゲームやりすぎてしまい、やめたたくても上手にコントロールができないそんなゲーム依存についてお話したいと思います。

いつでも辞められるだろうと思っていたら、いつしか辞められなくなって最終的には学校や仕事にも影響が出てしまい、時には引きこもりにもなってしまうかもしれないという怖いゲーム依存症について、臨床心理士・公認心理師である筆者が徹底解説いたします。

最近「家に居ることが多かったのでゲームの時間が増えてしまったけど自分は大丈夫か」「もしかすると自分の家族がゲーム依存かもと心配だ」という方に是非読んでもらいたい記事になっています。

そもそもゲーム依存症とは!?

まずはゲーム依存症、またはゲーム障害という心の病についてどのような状態なのか見ていきたいと思います。ゲーム依存症(ゲーム障害)とは、勉強や仕事、家事などやらなければならないことよりも優先してゲームをしてしまい、その時間や場所などを自分ではコントロールできなくなってしまうことです。ゲームによって、生活が回らなくなってしまっていたり、生活に大きな影響が生じている事態はゲーム依存症といえるでしょう。

自分ではコントロール出来ているつもりでもいつの間にかゲームなしではやっていけなくなっているというのがゲーム依存症の怖いところです。いつでもやめられると思っていてゲームをやっていても、いつの間にかコントロールができなくなっているということが起こるのです。

WHOのでも2019年にゲーム障害という名で疾病分類に加えられ、アメリカ精神医学会では、インターネットゲーム依存症という暫定的な診断名を出していたりします。日本でも久里浜医療センターでは、ネットやゲームの過剰利用から明確な心身への影響や社会的、家族的なな問題が生じていると、ネット依存症やゲーム障害と診断しています。

ゲーム依存症の症状とは!?

ネット依存症の症状としては主に大きく以下の3つの部分で現れると言われています。

①身体面

・ゲームのし過ぎによって、食生活が乱れて栄養失調

・ゲームのし過ぎにより昼夜が逆転や寝る時間が遅くなったり寝れなくなったりする睡眠障害

・ゲームのし過ぎによって、身体を使わなくなり、体力低下や骨密度の低下

②心理面

・ゲームができない状況にあるとイライラしてしまう

・ゲーム以外にやる気が出なくなってしまう無気力

・ゲームへの過剰な課金によるうつ症状

③行動・社会面

・仕事や学校への遅れていったり休んでしまったり引きこもってしまったり

・家族と間でゲームの使い方によるトラブルが増える・家族に当たる

・仕事や勉強をやらなずに仕事がなくなったり成績悪化

ゲーム依存症(ゲーム障害)に陥ると上記のような症状が見られると言われており、3つの部分すべてで見られることもあれば、どこか一か所でも見られることもあります。

ゲーム依存症になるのはどんな人!?

では、そんなゲーム依存症(ゲーム障害)になるにはどのような人が多いのでしょうか?ゲーム依存症は、10代から20代までの若年層がその多くであると言われており、厚生労働省の調査では、中高生のネット依存症の人は93万人ほどにのぼるとも言われています。また、全体では421万人程度いると推計されています。このおよそ90%がゲーム依存症だと言われています。

このような若年層がゲーム依存になってしまう原因としては、リアルの(現実の)人間関係のトラブルやストレスからなってしまう場合が多いと言われいます。学業が優勝だった子が何かつまずいてゲーム依存になってしまったり、いじめの結果ネットやゲーム依存になってしまうこともあるようです。

また、オンラインゲームによるネット依存の場合、ゲームによる勝ったという感覚は脳内の報酬に関わるドーパミンを刺激して、薬物依存と同様の状態を引き起こし、辞められなくなってしまうという構造にあると言われています。

ゲーム依存症のチェックテスト!?

ここまで読んで頂いて、自分もゲーム依存症の予備軍かもしれない、家族がゲーム依存症かもと不安を感じた方にゲーム依存症のチャックテストを用意したみましたので、確認してください。

以下の10個の質問に最近のあなたの状態を想像しながら、あてはまるか、あてはまらないかと考えて、あてはまるの個数を数えてみて下さい。

ゲーム依存症チェックテスト

①気が付くと思っていたよりも長くゲームをやっていることがある

②ゲーム中にそろそろやめようと思ってもやめられなかったことある

③誰かと過ごしたりするよりもゲームをすることを選ぶことがある

④やるべきことがあっても先にゲームをしてしまうことがある

⑤ゲームのために仕事や勉強の能率や成果が低下したことがある

⑥ゲームで新しい仲間を積極的に作ろうとしている

⑦ゲームをしていると日々の心配やストレスを忘れられることがある

⑧ゲームをしている時に邪魔をされると、イライラしたり、怒ったりすることがある

⑨もしもゲームがなかったら、生活は退屈だろうし、やっていけないと思う

⑩普段の生活でもゲームのことばかり考えていることがある

皆さんは当てはまるの数を数えていただけたでしょうか。5点以上当てはまるがあった場合はゲーム依存症の疑いありという可能性があります。

今回の結果から、ゲーム依存症の疑いがありとなった人は、ゲーム以外でストレス発散をしたり、ネットやゲームをしない日を意識して設けたり、必要に応じて専門家に相談してみるなど、何らかの対応を取った方が良いかもしれません。また、以下からご紹介する方法を試してみるのもいいでしょう。

ゲーム依存症の治療!?

では、ゲーム依存症(ゲーム障害)についてどのようなものかわかったところで、その治療の方法についてみていきたいと思います。

①スマホアプリで管理

あまり重篤ではないゲーム依存の場合は、例えばゲームの使用時間が分かるようなスマホアプリの利用も有効でしょう。上手くコントロールできたら何かご褒美がもらえるなどというようなアプリもあるようです。

このようなアプリを使うことによって自己コントロール力を増させていったり、ゲーム以外の楽しい時間を見つけていくというのは、重篤ではないゲーム依存症の場合には有効な方法でしょう。

②認知行動療法

ゲームをやりすぎる結果どのような事態が起きるのか、その後に起こる事態がどのようになるのかという正しい認知を得るという方法です。ゲームに依存して、その結果様々なものを犠牲にしているということを認知して、適切な行動を獲得してもらう方法として認知行動療法という方法が有効だとされています。

単純にどれくらい自分はネットしているのかの記録付けるだけでも正しい認知が得られると言われています。今日は何時から何時までゲームしていたというように記録をつけて見返してみるだけで、危機感を持つ場合もあります。

③自助グループ・デイケア

ゲーム依存症者同士が集まる事で、ゲーム依存や自身の状態について話すことによって、ネットやゲーム依存から立ち直ったり、新たなリアルなコミュニティを獲得していくという方法です。依存症には、ゴールはなく依存にまたなる可能性は誰でも持っているため、同じ体験を持った人と一緒に戦っていったり、気持ちを共有したり、現実世界を充実していきます。

現実世界が面白くないがためにネットやゲームの世界に入り浸っていた人が、このような自助グループに参加することによって、現実世界が楽しくなり回復していくことも多くありますので、勇気をもって参加してみるというのもいいかもしれません。ただ、いかがわしい団体もあったりするのでどこが主催しているのかをしっかり確認することも大切でしょう。

④家族療法

依存症を一人で治していくのはとても難しいことで、家族なり周囲の協力というのは不可欠なものになっていきます。そんな家族と協力して、時には家族構造やゲームやネット依存に走ってしまうシステム変容していき治療していくというのが家族療法です。

こんなように家族の力を借りて、家族と共に戦っていくというのが大切な依存症を専門家と一緒に治療をしていきます。また、一人であっても生活のスタイルを専門家と一緒に見直していくというのも有効でしょう。

⑤入院治療

病院に入院することでゲームやネットができる環境から強制的に距離を取り、生活を整えていくという方法もあります。また、入院中に医師や看護師、栄養士、心理士、作業療法士などによる心理教育と呼ばれる依存や健康に関するレクチャーを受けていったりします。

しかし、本人の反発感が大きかったり、ゲーム依存で受け入れてくれる病院も多くはなく、よほど心身に危険の及ぶ事態ではないと行わないことが多いかもしれません。ただ、専門に治療を行う病院もあるので、そちらに相談しに行ってみるのはよいかもしれません。

ゲーム依存症のまとめ

今回は、さいたま市東浦和でほんだカウンセリングオフィスを営む、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、ゲームをコントロールできなくなってしまうゲーム依存症(ゲーム障害)について、その特徴とチェックリスト、治療方法についてご紹介いたしました。

ゲーム依存症は、人間関係のトラブルや勉強や仕事からのストレスなど、何かのちょっとしてきっかけで誰しもなる可能性のあるものです。もしも、あなたの周りにゲームをやめられなくなっている人や、あなた自身ゲーム依存症の予備軍の可能性があるという方は、ゲームのやりすぎにならないようにゲーム以外のストレス解消や趣味を見つけてみて下さい。

しかし、それでもやはり一人の力で長時間のネットを辞められないという方は、一度当カウンセリングオフィスも含めて、専門家の話を聞いてもらった方が良いかもしれません。今回の記事が皆さんのゲーム依存症の理解の助けになれば幸いです。

埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分にあるほんだカウンセリングオフィスのカウンセリングお申込みページです。臨床心理士・公認心理師による対面カウンセリング、訪問カウンセリング、オンラインカウンセリング、書くカウンセリングを行っています。
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