人間関係のもやもやを少し楽にする方法

 

皆さん、こんにちは。

 

本日は、誰しも抱えてしまう人間関係のもやもやを少し楽にできるかもしれない方法について皆さんにご紹介したいと思います。

 

埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、よく受ける相談から、人間関係のもやもやで悩んでいる人へのヒントをお伝えします。

職場や家庭、友人関係でもやもやを抱えている人や、人間関係を少しでも楽に生きたいと考える人のヒントになるお話ですので、参考にしてみて下さい。

 

人間関係のもやもやを少し楽にするヒント

 

今回は、人間関係のもやもやとして寄せられることの多い相談として5つの相談に一つずつ回答することで、少しでも楽に生きるヒントを得てもらえたらと思います。

 

①人からの悪口に傷ついてしまう

②無理な頼みごとを断れない

③人からの評価が気になってしまう

④自分の思い通りにならずにイライラしていまう

⑤人のためにやっても感謝されない

 

①人からの悪口に傷ついてしまう

 

嫌味や悪口、陰口など人からの嫌な言葉に傷ついてしまうということ、皆さんありませんか。

職場の人から「○○は使えない」「○○は仕事ができない」と言われたり、家庭で「○○は全然手伝ってくれない」「○○は私の気持ちをわかってくれない」などといわれて傷ついたこともある人が居るかもしれません。

 

一番いいのは、そんな悪口は気にしないというのが良いのですが、そんなことを言っても気になるものは気になってしまいます。

 

アドラー心理学で課題の分離というものがあります。これは相手の課題と、自分の課題を分けるというものです。

 

悪口を言ってスッキリしないとやってられないというのは、相手の課題になります。この相手の課題であると思うことが大切だったりします。

 

嫌味や悪口、陰口を言うのは、相手の虫の居所が悪かったのかもしれませんし、相手も何か嫌なことがあったのかもしれません。それは、つまり相手の課題です。

 

自分の落ち度で何か言われているとしたら、それは一度きちんと謝って、それ以降同じ間違えをしないように注意すればいいだけで、あとは相手の課題になります。

 

相手の課題と考えるだけで、悪口も気にならなくなるという人も多いかもしれない、おすすめの方法です。

 

②無理な頼みごとを断れない

 

誰かに無理な頼みごとをされてもどうしても断れない、本当は断りたいけど相手も大変そうだし断ったら悪いと思ってしまうという方も多いかもしれません。

相手も大変だろうと想像して、自分も無理して引き受けてしまうのは、あなたのとても優しい面ということができます。

 

しかし、引き受けてしまった結果、自分の首が回らなくなってしまい辛くなってしまったという経験がある方も多いかもしれません。

 

これにはうまく断る方法を身に付けるといいかもしれません。心理学でのうまい相手への断り方、伝え方として、アサーションという方法があります。

 

これは、爽やかに自分の気持ちや状態を伝えて、解決ための良い方法を模索するという方法です。以前、アサーションの方法についてまとめたもの(当サイト内)があるので、気になる方はそちらをご覧ください。

 

③人からの評価が気になってしまう

 

人からの評価というのが気になってしまう、上司からの評価が気になってしまうという話を聞くことは多くあります。

評価が気になってしまうが故に、自分らしく振る舞えないということや、評価を気にしすぎて何もできなくなってしまうという人もいるかもしれません。

 

評価を気にしすぎないというのは、難しいかもしれまん。しかし、評価はあくまでも他人から見た自分というものであって本当の自分ではありません。

 

なかなか、本当の自分を見てもらうのは難しいことです。難しいことならば、無理に取り繕う必要はないかもしれません。

 

あなたがやっていることやあなたが積み上げていることはあなたの知らない誰かが見ているということもありますし、一番は自分がよくわかっているはずです。

 

他人からの評価ではなく、自分での評価、自分で自分をほめた上げられるようになることが、少し楽に生きるヒントかもしれません。

 

④自分の思い通りにならずにイライラしていまう

 

職場の人や家族、友人などが自分の思うように動いてくれずに、ついイライラしてしまったという方は多いのかもしれません。

部下にこのように動いてほしいのに全然やってくれていない、夫や子供にこのように動いてほしいのに全然思うようにやってくれないということがあるのではないでしょうか。

 

それは、もしかすると相手に期待しすぎているためかもしれません。部下はこのようにするべき、夫や子供はこのようにするべきといように、「~すべき」と相手に押し付けているかもしれません。

 

相手も一人の人間です。あなたの思うようにならないことは往々にして起きる事態です。そんな時は、「~すべき」という思考を少し横に置くと楽になるかもしません。

 

また、どうしても相手にやってもらわないといけないことは、しっかりと言葉にしてお願いしてみるというのも重要だったりします。

 

⑤人のためにやっても感謝されない

 

自分を犠牲にして誰かのために何かをやったのにちっとも感謝をされない、頑張ったのに何も言われないと傷ついたことのある人は多いかもしれません。

そのように感謝をされないと、せっかく頑張ったのにもうやりたくなくなってしまったり、相手に失望するかもしれません。

 

おそらくこのように人のためにやってあげたのに感謝されないという心の裏側には、善意だけではない、相手から見返りを求める気持ちが多くあったのかもしれません。

 

相手のためと言いながら、何か見返りを求めていて、自分のためにという感じだったのかもしれないということです。

 

このようにならないためには、自分がやりたいからやる、自分がやってあげたいからやるという気持ちが大切なのかもしれません。

 

そのような気持ちが弱い時は、もしかするとその相手への行動自体をしないで断った方がいい場合もあるかもしれません。

 

人間関係のもやもやを少し楽にするヒントのまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、人間関係でのご相談でよれられることの多い5つのトピックスに関して、もやもやを少し楽にするヒントをご紹介したしました。

 

あくまでもヒントですので、今回のヒントではまだ十分でないという方もいるかもしれません。そんななかなか一人では解決することの難しいような人間関係のもやもやで悩んでおられる方は、是非当相談室のオンラインカウンセリングをご利用してみて下さい。

 

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、今回のまとめでは載せきれなかった、人間関係のもやもやを解決のための方法を一緒に考えることができるかもしれません。良ければ以下よりカウンセリングの申し込みサイトへお進み下さい。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です