グリーフケア|大切な誰かを亡くしてしまったら読んで欲しいカウンセリング法

大切な誰かを亡くしてしまったら読んで欲しいグリーフケア

皆さん、こんにちは。

先日、SNSを見ていたら、大学時代の友人が亡くなっていたということを知りました。SNSで知るというのは、なんだかとても現代的ですが、ショックはとても大きいもので、その日は仕事もなかなか手が付きませんでした。

しばらく連絡を取っていなかった友人ですらとてもショックに感じるのが人間です。ましてやもっと近しい人や親族が亡くなってしまったということはどれほどショックなことかはかり知れません。

そこで今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、大切な誰かを亡くしてしまったというそんな人に読んで欲しいグリーフケアと呼ばれるものをご紹介したいと思います。

そもそも悲しいという感情とは!?

当たり前のことと感じるかもしれませんが、悲しいという感情というものに関して、まずは少しひも解いてみたいと思います。悲しいという感情の本来の役割は、何かを失ったことを知らせるということです。

私たちは、人や物であっても何かを失ってしまった時に悲しいという気持ちが込み上げてきます。

この悲しみという感情が込み上げてくると人は籠りがちになったり、楽しいことや賑やかな場所にいることさえも難しくなってしまいます。

これは、悲しみという感情が今は自分の気持ちを向けて、心のエネルギーを回復すべく休むべきと訴えているからということができます。

悲しみから回復するためのプロセスが必要であると言われています。

悲しみから回復するためのプロセス

悲しみから回復するためには多くの人に共通して通るプロセスがあると言われています。そのプロセスについて次にご紹介していきたいと思います。

①ショック期

別れてから直後の状態のことです。死別などの別れがあまりにショックな状態で、呆然としており何もすることができない無感覚の状態の時です。

一見すると冷静にいるように周りからは見れていても、実は別れがあまりに大きなことであるために、はっきりとした反応が現れていない状態の時です。

人によっては、パニックに状態に陥ってしまい、正常な判断が何もできないということも起きてきてしまう状態です。

②喪失期

1〜2週間程度のちに現れます。死別などの別れを徐々に現実として受け入れ始めている部分と、受け入れきれない部分が混在している時期です。

強い怒りや強い悲しみ、敵意、自責の念など、様々な強い感情が込み上げてきて、そんな感情を繰り返し体感していきます。

人によっては、死別など別れてしまった人がまだ生きているかのように振る舞うという対処を取る人も居たりします。

③閉じこもり期

人によっては数年程。死別などの別れを受け入れることができたものの、その結果として自分の生きていく意味や自分の価値観に迷い、うつ状態に陥ってしまう時期です。

無気力な状態になってしまったり、死別などの別れの前にしてあげられなかったことを悔いたりします。

人によっては外出するのも難しいくらい引きこもりがちになってしまうという人も居たりします。

④再生期

死別などの別れを乗り越えていき、新たな一歩を歩みだしていく時期です。新たな人間関係を構築したり、社会参加をしていきます

この時期になってようやく人と積極的に関われるようになり、死別などの別れを乗り越えて、受け入れられたという状態と言えます。

このような状態になるまでは、死別などの別れた人との関係によって大きく変わっていくもので、数年から十数年程に及ぶという人もいたりします。

期間は違えど多くの人は、自然治癒力のようにこのように死別などの別れの悲しみを乗り換えていくことができるのです。

しかし、中には一人で抱え込んでしまい、死別などの別れの悲しみから上手に乗り越えられない人もいます。そんな時に役に立つのがグリーフケアという考え方です。

悲しみを上手に受け入れるグリーフケアとは!?

ここまで悲しみについて理解して、悲しみを受け入れるプロセスを見てきたところで、そんな悲しみを上手に受け入れていくグリーフケアについてみていきたいと思います。

グリーフケアとは、悲しみの中にある人をサポートしていくことで、先程の悲しみのプロセスで現れる感情や行動などを、正常なものとして共に受け入れていくことです。

悲しみ過ぎるのは良くないことだと言ったり、悲しまないように無理に励ましたりすることは、時に悲しみを悪化させることのある行為だったりします。

そのようなことをせずに、当人ごとのペースに沿って、悲しみのプロセスを進んでいくことをサポートしていくことがグリーフケアになります。グリーフケアの具体的な方法について以下より見ていきたいと思います。

①悲しみを抑えずに肯定する

死別などの別れは悲しんで当然もので、それを無理に無かったことにしたり、無理に元気に振る舞う必要はありません

悲しみを抑えずにその気持ちを肯定できることが大切になってきます。これは当人はもちろんのこと周囲の人もそうで、温かく見守っていけるといいでしょう。

もしも周囲に相談できる人が居ない場合も、まずは自分で自分の気持ちを素直に認めてあげることを意識できるといいでしょう。

②感情を外に出す

自分の悲しい気持ちを抑えずに肯定できるようになったら、その感情を外に出せるといいでしょう。

悲しみ以外の怒りや後悔、自責の念などの様々な感情であってもそのままの形で外に出せてるといいでしょう。

家族や友人などにそんな気持ちを吐き出せればいいですが、難しい場合には、同じ体験を持つ人達のグループだったり、カウンセラーなどの専門家へ吐き出すというのもいいでしょう。

③別れのセレモニーを行う

お葬式やお別れの会、何回忌、定期的なお墓参りなどのようなお別れのセレモニーを行うということも大切です。

このようなセレモニーは表立って悲しむことができる場であり、死別などで別れた人を一緒に忍ぶ仲間も存在する場所であるためとても大切になってきます。

このようなセレモニーを催すことによって気持ちが徐々に落ち着いてきたという方や、居なくなってしまったということが再確認出来てたと語る方もいらっしゃったりします。

グリーフケアのまとめ

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、死別などにより誰かを亡くして悲しんでいるという人に、上手に悲しみを癒していくためのグリーフケアについてご紹介させて頂きました。

今回ご紹介してきたように、悲しみはいつかは癒えていくものです。しかし、無理に癒そうとしたり、無理に元気になろうとするのは、悲しみをより深いものにしてしまう、とても危険なことです。

グリーフケアの途中でもお話しましたが、悲しい気持ちを話したくなったら、誰かに話してみるというのはとても大切なことです。

当カウンセリングオフィスでも、悲しみについて一緒に共有することができます。専門家に少し自身の悲しいについて相談したいという方は、是非当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご利用下さい。お待ちしています。

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