モチベーションの上げるための10の方法!?
皆さん、こんにちは。
今回は、モチベーションについてのお話を埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が皆さんにしたいと思います。
なかなかやる気が出ない、やったけど続かない、どうしてもモチベーションが上がらないというそんな方に読んで欲しいお話です。
そもそもモチベーションとは何か!?
まず始めにモチベーションとは何かについて見ていきたいと思います。モチベーションとは、日本語では動機付けと呼ばれるもので、何かをやる意欲ややる気、熱意などとも呼ばれることもあるものです。そして、このモチベーションも実は2つの種類があると言われています。
①内発的動機付け(内発的モチベーション)
内発的動機付けとは、自分のうちから出るモチベーションのことです。つまり、自分がこれをやりたいからやるであったり、自分がこれをやると楽しいからやるというように、自分のうちから出る気持ちを起源に何かを行おうとすることです。また、特徴として内発的動機付けは長続きしやすいと言われています。
②外発的動機付け(外発的モチベーション)
外発的動機付けとは、外から与えられる何かによって出るモチベーションのことです。つまり、何かをやったら誰かから褒められたり、何かをやったら高い報酬がもらえたり、何かをやらないと罰を受ける場合に、外から与えたられるものによって何かを行おうとすることです。また、特徴として外発的動機付けは短期間しかもたないと言われています。
このような2つのモチベーションが人にはあると言われています。また、心理学ではモチベーションの上げ方や下げ方において以下のような特徴があると言われています。
①エンハンシング効果
エンハンシング効果とは、外発的動機付けによって内発的動機付けを上げる効果のことです。始めは人から評価されたかったり、お金のためにやっていたりしたことが、次第にそれ自体が楽しくなりやりたくなってしまうことがエンハンシング効果に当たります。
②アンダーマイニング効果
アンダーマイニング効果とは、元から内発的動機付けが高い人に外発的動機付けを与えると内発的動機付けが下がるという効果のことです。自分から進んでやっていたことを、他者から評価されたり、報酬が支払われたりすることによって、その人のやる気がなくなってしまうことがアンダーマイニング効果に当てはまります。
このように実は心理学において様々に研究されてきたモチベーションについて、このような効果を踏まえた上で上手に自分のモチベーションを上げる具体的な方法をお話したいと思います。
モチベーションを上げるための方法
それでは具体的にモチベーションを上げるための10の方法を皆さんにご紹介していきたいと思います。今回はこれら10個のモチベーションを上げる為の方法を皆さんにご紹介したいと思います。
①小さな目標を立てる
②やることリストを作成する
③まず少しだけやってみる
④時間を区切ってみる
⑤取り組みやすい環境を作る
⑥成功をイメージする
⑦ご褒美を決める
⑧習慣化してみる
⑨熱い言葉を読んだり見たりする
⑩適度にリフレッシュしてみる
①小さな目標を立てる
まず始めにやって欲しいこととしては、取り組みやすいようななるべく小さな目標を立ててみるということです。いきなり何かのトップを狙うために睡眠時間を削ってやるんだという目標では、なかなか達成することが難しくモチベーションは下がってしまいます。例えば、一日30分だけやってみるということや、一日1個だけやってみるというようになるべくこなせそうな小さな目標を立てることがモチベーションを上げる上では大切でしょう。
②やることリストを作成する
もしもやることがたくさんありすぎてモチベーションが上がらないという方が居たら、やることリストを作ってみてやっていけるといいでしょう。優先順位の高いものからまとめていき、こなしていったら線を引いたり、チェックを付けられると、モチベーションが徐々に上がっていきます。この際もなるべく小さな目標で、達成しやすいとすぐにチェックが付けやすくモチベーションが下がりにくいかもしれません。
③まず少しだけやってみる
小さな目標が立てられたら、まずは少しだけでいいのでやってみるというのが大切でしょう。皆さんもあんまりやる気がないなという時にとりあえずやってみたら、なんだか結構長くできてしまったという経験はないでしょうか。このようにモチベーションはちょっとしたとっかかりがあるだけで沸いてきたりするものなのです。モチベーションが出ない、上がらないという人もまずはほんの少しだけでもやってみるというのはどうでしょうか。
④時間を区切ってみる
とりあえずやり始めたら何時間もやってしまったという方は、いいかもしれませんが、とりあえずやってもなかなかモチベーションが上がらないという方は、時間を区切ってやってみるというのも大切です。これもなるべく短い時間の方がいいでしょう。2時間やるとか3時間やるとか長い時間を目標にするとモチベーションは上がりません。そのため30分だけとか1時間だけとかなるべく短い時間を区切ってやってみるといいでしょう。時間を区切った方が集中量が増して結果としてよい成果も生み出せたりするものです。
⑤取り組みやすい環境を作る
モチベーションを上げて、集中力も増すためには、取り組みやすい環境を作るというのはとても大切です。部屋が散らかっていたり、うるさかったり、臭かったり、暑かったり寒すぎたりというのは、それだけで無用なエネルギーを使うものです。モチベーションを上げて、集中するためには、綺麗に片付いている、静かで、自分の好きな匂いの、ちょうど良い温度の部屋が良いということです。
⑥成功をイメージする
やはり先の大きな目標であったり、その目標が達成した後の成功のイメージを持つということが、モチベーションを上げる上で大切になってくることがあります。時にはすごく大変な作業をやらなくてはいけなかったとしても、そんな先の目標や成功のイメージを持てるだけで、モチベーションが上がるということはあるのではないでしょうか。自分が何か挑戦をしているけも、モチベーションが上がらない、出ないという方はこのように先を想像するといいかもしれません。
⑦ご褒美を決める
これは外発的動機付けの最も最たるもので、モチベーションを上げるという方法ですが、自分にご褒美を上げるというものです。何かやらなくてはいけないことを頑張ったら、ご褒美に美味しいものを食べたり、癒しの空間に行ってみたり、楽しいことをしてみたりというのもいいかもしれません。そのご褒美を目当てに人は、あまり気の進まないけどやらなければならないことへのモチベーションを上げることができるかもしれません。
⑧習慣化してみる
モチベーションを上げたり、出したりしないと出来ないというのであれば、何か習慣化してしまうという方法もあります。皆さんは日常であまりやりたくはないけど、習慣でやり続けているものはありませんか。例えがあまり良くないかもしれませんが、歯磨きとかは、本当はやりたくないけど虫歯になるから、口臭がなどの理由でやっているという人もいるかもしれません。このようにこの時間には、これをやるというように習慣化することで、実はモチベーションに頼らずとも継続することができたりするのです。
⑨熱い言葉を読んだり見たりする
モチベーションを奮い立たせるようなこととして、熱い言葉を読んだり見たりするという方法もあります。例えば、松岡修造さんの言葉だったり、堀江貴文さんの言葉だったり、自分のいまやりたいことの背中を押してくれる熱い言葉の人の本を読んだり、動画を見たりするのもいいでしょう。このように自分を鼓舞してモチベーションを上げるという技も人によってはとても使えるかもしれません。
⑩適度にリフレッシュしてみる
最後のモチベーションを上げる方法として、ちょっと意外かもしれませんが、適度にリフレッシュするというのも大切です。人は常にモチベーションがフルの状態で頑張ることというのはできません。時には十分な休息をして身体が休まった状態でないとモチベーションが出ないということは生じてきます。たまには今やっていることから少し離れてゆっくり時間を過ごすことで、エネルギーが溜まり、モチベーションも復活するかもしれません。
モチベーションを上げるための10の方法のまとめ
今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリング行う、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者があなたのモチベーションを上げるための10の方法についてお話させて頂きました。
今回ご紹介した全ての方法を試してみてもいいですし、今回ご紹介した方法の中からピンと来たものだけをやってみるのでも構いません。
今回の方法を読んで疑問に思われた方は是非コメントをして下さい。また、今回の方法を使ってもなかなかやる気が出ないそんなあなたは専門家と一緒によい方向を考えるというのも手です。良ければ当カウンセリングオフィスのカウンセリングを是非ご利用下さい。