未来からのアドバイス!?タイムマシンクエスチョン

 

皆さん、こんにちは。

 

金曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか。

 

早いものでもう5月になりましたね。4月は本当にコロナ一色という感じでしたね。

 

コロナ関連のニュースが絶えない日々が続いていますね。

 

なかなか解決が見えないコロナウイルスに関する問題、どうしたらいいのかと頭を悩ましている人も多いかもしれません。

 

心の病においても、どのようにしたらいいのかと頭を悩まして解決が見えないということがあります。

 

そんな先が見えなくなってしまっているとき、心理療法ではどうするのでしょうか。

 

解決志向ブリーフセラピーと呼ばれる、心理療法の中で、タイムマシンクエスチョンという方法があります。

 

今日は、そんなタイムマシンクエスチョンという方法を皆さんにご紹介したいと思います。

 

今のコロナウイスの状況を乗り越えられるヒントが詰まっているかもしれません。

 

タイムマシンクエスチョンとは!?

 

タイムマシンクエスチョンとは、目白大学の黒沢幸子先生が考案した方法です。

 

なかなか解決が描けない状態において、未来像、未来時間イメージを考える方法として考案されました。

SFで出てくる、タイムマシンに乗って未来を見てきてもらい、イメージを膨らませて、今できる行動を決めていくという方法です。

 

具体的な方法としては、以下のようになります。

 

「タイムマシンに乗って、〇〇年後のある日に飛んで行ったとしたら、あなたは何をしていると思いますか?『どうなっていたい』とか、『どうなっているべき』というのではなくて、タイムマシンからビデオで撮っているとしたら、このモニターにどんな光景が映し出されるんでしょうか?あなたはどこで何をしているでしょうか?どんな格好をしているでしょうか?周りには何が見えるでしょうか?」

 

このように質問をしていき考えていくという方法です。さらに質問はこのように続いていきます。

 

「その成功した未来の自分が、タイムマシンに乗って、反対に今の自分を見てきてくれるとしたら、いったいどんな言葉をかけてくれるでしょう?」

 

というように話が広がっていき、未来の自分からアドバイスをもらうという方法です。

 

カウンセリングでは、カウンセラーとクライエントでやり取りをしていき、未来を一緒に描いていくという作業を行っていきます。

 

一緒にあれこれと考えることで、未来なんて考えられないという状態から、様々な未来が描けるので不思議なものです。

 

タイムマシンクエスチョンをコロナの今役立てる

 

今、コロナウイルスの影響で経営が立ち行かなくなっている人、休校で勉強が遅れてしまい心配している人、コロナウイルスで仕事がなくなって生活の先行きが見えなくなっている人など、上記の質問を自身の中で問いかけてみて下さい。

 

上記の問いをしてみると、例えば、5年後にはあの時は大変だったよねと笑いながら飲んでいるような未来を描けるかもしれませんし、コロナウイルスでの逆境に負けずに見事復活を遂げた未来を描けるかもしれませんし、コロナウイルスの影響で新たなことを始めた未来が描けるかもしれません。

 

1年先くらいの未来ではなく、もう少し先の3年先や5年先、10年先などを考えると良いかもしれません。

 

また、できそうならその先の未来のあなたがアドバイスをくれる質問の部分まで取り組んでみて下さい。

 

そうすると、未来のあなたから今の状況でできる何らかの行動が見えてくるかもしれません。

 

先が見えずに苦しんでいる皆さんは、是非このタイムマシンクエスチョンで未来をみて、アドバイスをもらってみてはどうでしょうか。

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