今年こそは成功を手に入れるための心理学の方法!?
皆さん、こんにちは。
新年が始まって4日経ち早くも仕事始めで仕事を始めて普段の生活に戻っているという方も多いかと思います。そんな中に今年こそは成功を手に入れたい、今年こそは目標を達成させたいという方もいるかもしれません。
今回は、今年こそ成功を手に入れたいという方のために成功に関する心理学というものを集めてご紹介したいと思います。今回ご紹介させていただく方法で、是非とも何か目標がある人は、目標に近づき成功したいという方は参考にしてみて下さい。
成功に関する心理学!?
それでは、成功に関する心理学についてお話していきたいと思います。成功に関して心理学においても様々な研究がなされてきました。どのようになったら成功するのか、どういういう人が成功するのかということが研究されていました。
コロンビア大学でモチベーション理論を教える社会心理学者のハイディ・グラント・ハルバーソンは、成功者の研究からこのようなことを言っています。「成功とは生まれつきの才能できまるものではない。成功する人には共通の行動パターンやある。」と言っています。
どういうことかというと、成功者を調べていくとそこには生まれつきのもので決まるのではなく、成功者が行っていることがあるということなのです。つまり、誰でも成功者と同じような行動パターンを取るだけで、成功者に近づけるということを解明したのです。それでは順番に、成功者の行動パターンを見ていきたいと思います。
①プラスの評価の話し方をする
成功者であっても多くの失敗を繰り返していると言われています。多くの試行を繰り返せるために成功するという面もあります。そんなに多くの試行を繰り返していると当然ですがそれに伴って多くの失敗をしていると言われています。
しかし、成功者はその失敗を語る際は、「その失敗は次のステップには必要なことであった」「これではうまくいかないというデータが取れた」などと肯定的な意味合いで語ります。つまり、失敗であってもプラスの評価の話し方をするということです。
ご存じの方も多いかと思いますが、発明家で有名なエジソンも、「私は失敗したことはない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」と語ったと言われるように、成功は決して、マイナスの評価をしないのです。もしも成功をしたいのであれば、数多くの試行を行うと同時に失敗も肯定的に評価する癖を作ってみて下さい。
②必要以上の反省をしない
成功する人は、先にも言いましたが多くの試行を繰り返し、多くの失敗を繰り返すと言いました。多くの人は失敗をしてしまうと、反省をして次に生かしていこうとする人も多いでしょう。
しかし、時には反省しても仕方がない事態の時に反省していることも少なくありません。例えば、コロナウイルスの影響のような誰しも被るものに関していちいち反省をして、こうすればよかったなどと考えても仕方がありません。
あまり長く引きずってしまうと、新たなチャンスで乗れなかったりと、チャンスを逃してしまうということもあるのです。前アメリカ大統領のドナルド・トランプも多額の借金を抱えているときに「心配するのは時間の無駄だ。心配は問題を解決しようとする私の邪魔になる。」と話して窮地を脱したと言われています。
脳科学的にも、クヨクヨせずに成功するためには、プラスの認知を持つことの大切さが言われています。また、引き寄せの法則においても、プラスに認識の大切さが言われています。つまり、成功には多くの試行を行い仕方のない失敗は必要以上に反省しないことが大切ということです。
③行動の前に成功に関する強いイメージを持つ
心理学の脳科学の研究から人は思い描いた通りの人間になるという考え方があります。逆に思い描かないものには、何らかの偶然によるものでない限りなれないと言われています。どのような形で成功するのかというイメージがない限りは、そのような成功はできないということです。
実はこの考え方はカウンセリングにおいても取り入れられており、クライエントがカウンセラーとのカウンセリングの結果どのようになりたいのかというのを確認したり、どのようになるのかという未来像を共有することはとても重要であると言われています。
また、物理学者のアインシュタインも実験を行う際に「この実験を成功させるとどうなるのか」という強いイメージを持ってから実験に取り組んでいたと言われています。ただ、注意点としては、成功のイメージがあまりに大きなものだとかえって悪い影響を与えることも知られています。つまり、近未来の成功のイメージを立てることが大切ということです。
④息の合う人達と一緒に目指す
成功者に一人の力だけでなったという人はいません。多くの場合は誰か協力者がいたり、支援者がいたりして、その結果成功者へとなっていきます。そのための自分と息の合う人たちと一緒に成功を目指すというのも大切な観点です。
一つ目の理由としては、人は誰かと一緒にやることで逃げられにくい状況を作ることができます。なんらかの理由で少し心が折れるようなことがあったとしても、誰かと一緒というのはやめにくい理由になるというわけです。
息の合う仲間と一緒に行うもう一つの理由としては、人にあるミラーニューロンという細胞が関係しています。ミラーニューロンとは、近くにいる人や情報のものまねを行う神経細胞(堕落する人は一緒に堕落して、切磋琢磨する人は一緒に切磋琢磨する)のことです。自分と息の合う仲間と一緒に行うことでこのミラーニューロンの力を借りて、お互いにポジティブな影響を与えることができるというわけです。
このようにやめにくい状況を作り、同じくらいの熱量の人であればお互いに引っ張り合えるため息の合う仲間と一緒に成功へと突き進むというのも大切なことではないでしょうか。
今年こそは成功を手に入れるための心理学の方法のまとめ
今回は、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、今年こそは成功を手に入れたいというそんな人達へ、心理学や脳科学の観点から成功するための秘訣について、過去の偉人の考え方と合わせてご紹介させていただきました。
成功とは、人それぞれ違う物差しがあるものです。ある人は有名になるということが成功と考えている人も居れば、またある人は自分のやりたい道を邁進できるのが成功と考えている人も居るでしょうし、お金を多く稼ぐことが成功と考えている人も居るでしょう。さまざまある成功に共通して大切な点が、今回ご紹介させてもらったものですので、良ければ参考にしてみて下さい。
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