仕事始めや月曜日の朝を心晴れやかに迎えるための方法!?

 

皆さん、こんにちは。

 

新年が始まってまだ3日しか経っていないのに明日から仕事始まりだという方が多くいるのではないでしょうか。年末年始のお休みもあっという間に終わってしまい明日からの仕事はじめが憂うつで仕方がないという方も多いかもしれません。

 

そこで今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリングを行う、臨床心理士の筆者が、仕事始めはもちろんのこと普段の月曜日であっても心晴れやかに朝を迎えるための方法を皆さんにお話したいと思います。明日から仕事始めの方はもちろんのこと、数日後に仕事や学校が始まるという方も是非ご覧ください。

 

仕事始めや月曜日の朝に憂うつになるのは!?

 

まず始めに仕事始めであったり、日曜日の夜や月曜日の朝に憂うつになるのはどうしてなのかというメカニズムを見ていきたいと思います。それは、仕事や学校が始まるのだから当たり前だろうと思う方もいると思いますが、そうでない方もいるという事実があります。

その理由として考えられていることとしては、年末年始や休日と仕事始めや月曜日からの落差のために脳内が整っていないためではないかと言われています。年末年始や休日は、脳内でエンドルフィンやオキシトシン、ドーパミンと呼ばれるいわゆる幸福を感じるホルモンが出ている状態です。

 

しかし、仕事始めや月曜日の朝になるとこれらのホルモンが分泌されなくなります。脳としては昨日までの楽しい状態を覚えているので、その落差を感じてテンションが下がってなんだか憂うつな感じになってしまうということです。

 

つまり、年末年始と仕事始め、土日と月曜日からの平日などとメリハリがあまりない方が実は憂うつに感じにくいということです。例えば、それなりに年末年始に仕事しておいたり、土日に仕事をしておいたり、仕事始めはあまり仕事を入れないようにしたり、月曜日はあまり仕事を入れないようにすると良いということです。

 

究極に仕事始めや月曜日に憂うつに感じない方法としては、年末年始や土日を問わずに働き続けるとよいということになります。フリーランスの方や自分の仕事の調整をできる方はあまり適度にお休みの日にも仕事をしておくとよいでしょう。

 

しかし、多くの方は年末年始は休んでしまったし、土日はゆっくり休んで好きなことをしたいと考える方が多いと思うので、そんな方に少しでも心晴れやかに仕事始めや月曜日を迎えられるのかという方法をご紹介したいと思います。

 

仕事始めや月曜日に心晴れやかに迎えるための方法

 

それでは早速、仕事始めや月曜日に心晴れやかに迎えるための方法についてみなさんにお話していきたいと思います。実践できそうなものを選んで是非やってみてください。

 

①上機嫌な気分を装ってみる

人は上機嫌を装っていると本当にそうなるという現象があると言われています。無理やり笑顔でいると本当にそのようになるし、なんだか不機嫌な顔をしていると本当にそのようになるというものです。その話を裏付ける話として以下のような話があります。

 

アイルランド出身でニューヨーク市民であるトムの「トムの胃」という話トムは食道のひどい損傷で、開口部から胃に直接食べ物を送らなくていけなくなってしまいました。そのため、胃の内部が直接観察可能になりました。この観察の結果、トムが怒った時に胃は赤くなり、蒼白すると胃は白くなったのです。つまり、これはトムの感情に伴って体、特に胃が変化するというものだったのです。

 

アメリカの心理学者のジェームスとオランダの医師のランゲによって提唱これは、人間は情動の変化を自分自身で知覚するとそれに応じた気持ちになるというものです。彼らは研究の中から「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」と述べているように、行動をしてみると本当にそのようになるというのが、ジェームズランゲ説、情動の末梢と呼ばれるものです。つまり、楽しくなくても笑っていると、自然と楽しい気分になっていくというものです。

 

これらの話から、気持ちが落ち込んでしまう仕事初めや、始業式は上機嫌のふりをしていると、本当に上機嫌になっていくかもしれません。

 

②音楽の力で気持ちをあげる

二つ目の方法としては、音楽の力を使って気持ちをあげるという方法があります。アメリカの心理学者のアルトシュトラーは、悲しみに打ちひしがれた人に、それに輪をかけた悲しい音楽を聞かせ、それから次第に華やかな明るい音楽に移る方が、悲しみを癒すのに効果が、あることを数々の実験から確かめました。

 

この効果のことを同質の原理と名付けられました。同質の原理はまずは、今の気持ちに沿ってから、変えたい気持ちの音楽を聴く必要があります。つまり、仕事始めや月曜日の朝にはやや暗めの音楽を聴いてから、だんだんテンションの高い音楽を聴いてみると良いということです。

③マインドフルネス瞑想で心を整える

次にご紹介する方法が、憂うつな気持ちを含めたもやもやした感じを整えて、すっきりとした状態で仕事始めや月曜日の朝を迎える方法として効果的と言われるマインドフルネス瞑想と呼ばれるものです。
仕事始めの前の晩にやってみてもいいでしょうし、仕事始めの日の朝起きたらやってみてもいいでしょうし、朝仕事に向かう通勤電車の中でやってみてもいいでしょう。少しの時間であっても、気持ちが落ち着き、心穏やかな感じになるのが、このマインドフルネス瞑想の特徴です。
マインドフルネス瞑想と言っても難しいことではなく、今この瞬間に集中することによって頭をクリアな状態にするというものです。呼吸に集中してみたり、少しの間頭を空っぽにしてみるというようなことでも十分効果的と言われています。具体的なやり方については、以前まとめたものがありますので、良ければそちらをご覧になって実践してみてください。
https://honda-co.com/breathing-mindfulness-2386

仕事始めや月曜日の朝を心晴れやかに迎えるための方法のまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う、心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、仕事始めや月曜日の朝に憂うつになってしまうメカニズムについて脳内ホルモンの観点から説明した上で、どのようにすれば心晴れやかに仕事始めや月曜日の朝を迎えることができるのかということに関してお話しいたしました。

 

途中でも述べましたが仕事始めや月曜日の朝につらくならないためにはお休みと仕事との落差を作らないことが大切ということです。今回の方法を取り入れつつ、お休みの日に活動的に過ごしてみたり、仕事をゆるっと始めてみるということが大切だったりします。

 

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご希望の方は、お申込みページまでお進みください。どのような相談でもお待ち申し上げています。

 

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