東日本大震災級の災害を体験して心の傷にならない力レジリエンスとは

災害を体験して心の傷にならない力レジリエンスとは

皆さん、こんにちは。

皆さん突然ですが、レジリエンスという言葉を知っていますか?レジリエンスとは、簡単にここでは説明しておくと、落ち込みから回復する力と言われています。このレジリエンスを強くしておくと、東日本大震災級の災害を経験しても心の傷にならないとも言われています。

今回は、レジリエンスとはどのようなもので、そんなレジリエンスを強くするにはどうしたらよいかということを、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者がお話したいと思います。

最近、ストレスや疲労を感じていてそこからの回復がなかなかみられないと言う方や、何か落ち込むことがあってそこから回復したいという方は是非最後までご覧下さい。

レジリエンスとは何か!?

それでは、まず始めにレジリエンスとは何かということを皆さんにお話したいと思います。レジリエンスとは、先ほど少しお話しましたが、何かあった辛い状況から立ち直るための回復力のことです。

レジリエンスとは、元々は金属の板などが曲げられて元に戻ろうする力のことを意味しており、ストレスの対極にある言葉のことです。

弾力のある金属の板が、曲げられても元に戻ろうするようなイメージを、私たちが持つ心の回復力に当てはめて、レジリエンスと呼ぶようになりました。レジリエンスには、大きく以下のようなものがあると言われています。

①逆境の中でも強く生きる力

貧困や虐待、戦争などのような劣悪な環境の中や、普通ならめげてしまうような状況でも、それに立ち向かう人が持っているのがこのタイプのレジリエンスです。

②災害や事故、事件から立ち直る力

台風や地震、津波、火災などの災害や事故、事件など突然に起こるショックな出来事に対して、回復していこうとする力もレジリエンスです。

③ストレスを乗り越える力

日々何か嫌なことがあっても、時間が経てばどうにかなっているように、日々のストレスをどうにかやり過ごす力もレジリエンスです。このようにレジリエンスには種類があり、そのレジリエンスの強さも実は人それぞれだったりします。

例えば、震災被害のように同様の被害を受けた場合に、ある人はすぐに復興に動けても、別のある人は復興に踏み出せないというのもこのレジリエンスが深く関係していると言われています。同じようなストレスであっても、ある人は大丈夫だけど、もう一方の人はダメという事態が起きてきてしまうということなのです。

皆さんも、ある程度は自分はレジリエンスが強い方なのか、それとも弱い方なのかがわかっていると、あまり負荷をかけていいものから避けた方がいいのかということが、同時にわかるかもしれません。

レジリエンスを強くする方法!?

それでは、レジリエンスというものがおおよそわかってもらったところで、レジリエンスを強くする具体的な方法について見ていきたいと思います。

①安心安全な場所に身を置く

まず始めにレジリエンスの強さを引き出す上で大切なこととしては、自分が安心できる安全な場所に身を置くということです。レジリエンスは、ストレスを含めた大変な状況を乗り越える際に大切な力です。どこもかしこも大変な状況では気が休まるタイミングがなくレジリエンスを発揮することができないかもしれません。

そのため、仕事や学校でストレスがかかっている人は、家では落ち着いて過ごせるようにしたり、何かの災害の最中にいる時でも、少し心がホッとできるような場所や人を持っておくことが、必要でしょう。そうすることによって、必要な場所でレジリエンスを大いに発揮することができるでしょう。

レジリエンスを使わなくても良い状況においても、自分の心が休まるような安心安全な空間を持っておくことで、いざという時に、そこを励みにレジリエンスを発揮することができます。そういう意味でも、安心安全な場所を持っておけるといいでしょう。

②成功体験を振り返る

自分のレジリエンスを強くするには、自分はやればできるという自信である自己効力感というものが大きく関わっていると言われています。そんな自信を強く持つには、自分の成功した体験を振り返るというのは、とても効果的だったりします。

過去を振り返ってみてあの時は、あんなに苦しかったけどどうにか乗り越えた。あの時は、すごい大変な作業だったけどどうにか成功できた。このような自分の過去の成功体験を思い出すことによって、自信が持つことができて、最終的にはレジリエンスを強くすることができます。

そんな大それた成功はないという人も、日常の小さな成功体験を良かった体験、自分を褒めてあげたくなるような体験を思い出すだけでも、レジリエンスを強くすることができます。

③繋がりを作る

レジリエンスを強くする方法としては、誰かとの繋がりを作るというもの重要なことです。皆さんも何か大変なことやすごく不可がかかることがあっても、誰かが支えてくれたので頑張れたというような経験をしたことがあるかもしれません。

例えば、家で大切な家族が待っているから家族のために頑張れるということであったり、愛される社長で社長のために頑張れるということであったりということはないでしょうか。このように誰かと繋がりを作って置くだけで、自分自身のレジリエンスを高めることができるのです。

そして、誰かとの繋がりを作って置くことは、精神的な助けになるだけではなく、時には、金銭的に助けてくれたり、労力として助けてくれたりという様々な助けを与えてくれます。日頃から他者との繋がりを作っておくことによって、レジリエンスを高めることができるでしょう。

④楽観主義を持つ

アドラー心理学の中で楽観主義という考え方があります。これは、様々な対策をした上で、どうにかなると信じて戦うという姿勢や、未来はより良いものになる、より良いものにできると信じることです。アドラーは、こんな逸話で楽観主義の大切さを解きました。

2匹のカエルがミルクがいっぱい入った瓶の縁で遊んでいました。

しかし、2匹とも誤ってその瓶に落ちてしまいました。

1匹のカエルはもうダメだ溺れ死んでしまいました。

もう1匹のカエルは諦めずに足を動かし続けました。

するとあまりにカエルが一生懸命にミルクを蹴って動かすものなので、そのミルクはチーズになって、そのカエルは溺れずに済みました。

このような姿勢が楽観主義だとアドラーは述べています。そして、このような楽観主義を持つことが実はレジリエンスにとっても大切です。今の困難な状況もどうにかなると楽観主義で居ることによって、人はレジリエンスの力を引き出せるかもしれません。

災害を体験して心の傷にならない力レジリエンスのまとめ

今回は、さいたま市東浦和でほんだカウンセリングオフィスを営む、心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、震災被災などのようなストレスの状況を乗り越えるための力であるレジリエンスについて皆さんのお話させて頂きました。

今回ご紹介した方法で、是非皆さんの持っているレジリエンスの力を引き出していき、もしも今直面してい何か困難な状況がある人は、立ち向かっていけると良いでしょう。また、いざレジリエンスを使わないといけないというような場面で、このような方法で引き出せると良いでしょう。

今回のレジリエンスの話を聞いて疑問に思われた方や何か感想を抱かれた方は、コメント欄へお願いします。また、自分のレジリエンスの引き出し方について専門家と一緒に考えたいという方は、当カウンセリングオフィスのカウンセリングを是非ご利用下さい。

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