アドラー心理学が8回でわかる~第6回「ライフスタイル」~

アドラー心理学が8回でわかる~第6回「ライフスタイル」~

皆さん、こんにちは。

今回も嫌われる勇気という本が発行されて以降話題になっている、アドラー心理学において中心的な考え方を一つずつ取り上げて、皆さんにご紹介したいと思います。

第6回目の今回は「ライフスタイル」というタイトルで埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、皆さんにお話していきたいと思います。以前のお話をまだご覧になっていない方は、是非合わせてごらんください。

そもそもアドラー心理学とは!?

まず簡単に皆さんにアドラー心理学がどのようなものであるのかというを、お話していきたいと思います。

アドラー心理学(個人心理学)とは、心理学者のA.アドラーによって作られた心理学の様々な技法の総称です。

アドラーは人間の人格を意識や無意識に分けずに(全体論)何かその人なりの目的に向かって進んでいる(目的論)その人が正しい目標に向かって歩んでいく勇気づけを主眼におく勇気の心理学と言われています。

あらゆる対人関係の解消や自分を変えて一歩踏み出すヒントを授けてくれる(使用の心理学)のがアドラー心理学の大きな特徴として挙げられます。

そんな生活にヒントを与えてくれる使用の心理学であり様々あるアドラー心理学のうち、今回はライフスタイルについてお話していきたいと思います。

アドラー心理学におけるライフスタイルとは!?

アドラー心理学の独自の考え方と言われているのが、今回ご紹介するライフスタイルという考え方です。

ライフスタイルを直訳すると生活様式ということになりますが、アドラー心理学でいうところのライフスタイルは、一般的にいう性格を含んだ行動パターンの総称とされています。人の生き方や考え方に近い意味とされています。

ライフスタイルは、その人の特有の考え方(思考)、感じ方(感情)、それらがもとになった判断や行為(行動)などこれらを総合したものであるとされています。

アドラーによると、このライフスタイルは7歳くらい、つまり小学校に入学したくらいには一つの型として形成されると言われています。子供の頃には、その人ごとの生きる傾向のようなものが型付けられるということです。

ライフスタイルは、主に①身体的な特徴(遺伝的な元々の気質)と②環境(家族や文化など)に基づいて、様々な場面で自己決定を繰り返していくことによって、そのパターンが形成されていくといわれています。

例えば、短気でいつもイライラしていたり、のんびりともたついてしまっていたり、なかなか決定ができなかったり、感情を表に出さなかったり、思っていることが表情に出やすかったり、何事の白黒をつけたがったり、人から注目されることを求めたりなど、様々なライフスタイルを形成していきます。

人は多くのライフスタイルをもっているわけではありません。多くの場合は、無意識的に愛用するライフスタイルを決めており、何かを決めなくてはいけないときなどにそのライフスタイルに従って選択していきます。

例えば、何かの岐路に立たされた時に危険の多い方に選ぶのか、それとも安全な方を選ぶのかというのもその人ごとのライフスタイルによるところが大きいわけです。

人は他のレパートリーのライフスタイルを使わずにいるとますます、今持っている以外のライフスタイルが使えなくなると言われています。

同じライフスタイルばかりを使っている状態に慣れてしまうと、今までのライフスタイルで対処できなことが起こったときに戸惑い、思い悩んでしまうことにつながるかもしれません。

例えば、安全な方へというライフスタイルをとっていた人が、どちらの道を選んだとしても危険を伴う道だとすると、どう選択していいかわからくなってしまうというような感じです。

ライフスタイルは変えられるのか!?

何か問題に当たったときにライフスタイルを変えざるを得ないということは先の例のようにあるでしょう。しかし、そんなに簡単にライフスタイルは変えることができることなのでしょうか。

アドラーはライフスタイルという言葉を用いるにあたって、性格よりも変化しやすいイメージがあるということから用いたと言われています。また、アドラーは、ライフスタイルは自分次第で変えることができるとも述べています。

アドラーはライフスタイルは、死ぬ一日か二日前まで変えることができるとも述べています。このように繰り返してきたことによって形成されてきた行動のパターンであるライフスタイルも、変えることができるのです。

もしもあなたが自分のライフスタイルを変えたいと思うのであれば、必ず変えることができます。変わるのに大切なのは、必ず自分のライフスタイルは変わると信じる勇気を持つことだと言われています。

今までのライフスタイルからすぐに変わることは難しいかもしれません。しかし、できると信じて実行して、継続してみることで、それが新たな習慣となり自分のライフスタイルへとなっていきます。

~第6回「ライフスタイル」~のまとめ

今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリング行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、アドラー心理学の中からその人の思考や行動の傾向を表す独自の概念であるライフスタイルについて皆さんにお話しました。

今回のまとめから自分のライフスタイルについて改めてとらえなおしてもらって、必要に応じて、変わりたい別のライフスタイルを得てもらえたら幸いです。

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、アドラー心理学を取り入れた当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご希望の方は、お申込みページまでお進みください。

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