自分に対するモヤモヤな気持ちに対処するコツ!?

 

皆さん、こんにちは。

 

今回は、当カウンセリングオフィスの相談でも寄せられることの多い、自分へのモヤモヤな気持ちへの対処するためのコツを皆さんにご紹介したいと思います。

 

自分に自信を持てない、自分にダメだしばかりしてしまう、人から褒められても素直に受け取れない、自分で自分の限界を決めつけてしまう、自分の価値がわからないこのようなことは皆さんありませんか?

 

このように考えてしまう人は実は多かったりします。そんな自分自身に対するもやもやに、埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、具体的なモヤモヤを取り上げて、答えていきたいと思います。

 

自分のモヤモヤな気持ちへの対処方法!?

 

今回は以下の5つの自分自身へのモヤモヤについて、よりよい対処の方法についてお話していきたいと思います。これらの5つの寄せられることの多い自分自身へのモヤモヤについての対処のコツを一つずつご紹介していきたいと思います。

 

①自分に自信を持てない

②自分にダメだしばかりしてしまう

③人から褒められても素直に受け取れない

④自分で自分の限界を決めてしまう

⑤自分の居場所や価値がわからない

 

①自分に自信を持てない

 

皆さん、自分に自信をもっていますか?なぜだか突然自分に自信を無くしてしまうという人もいるかもしれません。

そんな人は、過去の自分で自信を持っていた時を思い出してみるのもいいかもしれません。自信を持って取り組めていたなということを思い出すことで、自信がみなぎってくるかもしれません。

 

しかし、中にはそんな自信があった過去なんてないという人もいるかもしれません。そんな人は、今まで自信をもっていなくてもやって来れたのです。自分への自信は必ずしも必要ないものなのかもしれません。

 

それでも自信を付けたいという方は、小さな成功体験やできていた部分を見つけていけると良いでしょう。小さな成功日記やメモを付けるというのもいいかもしれません。成功を積み重ねることで自信がついていくと言われています。小さな成功体験を見つけていくことで自信を持てるかもしれません。

 

②自分にダメだしばかりしてしまう

 

日々の生活の中で自分にダメだしばかりしてしまったりしていませんか。自分に厳しくしてしまって、自分のことをつい悪くみてしまうという方も多いかもしれません。

自分に対して厳しいというのはとてもいいことです。しかし、時には自分への評価を緩めてあげないと辛くなってしまうことが当然あります。また、ダメだしは勇気をくじくと言われています。自分で自分の勇気をくじいてしまうと、辛くなってしまったり、やる気がなくなってしまうこともあります。

 

ダメだしばかりしてしまうという人におすすめなのが、OK出しというものです。OK出しとは、アドラー心理学における勇気づけの方法で、良いところを認めて、それを認めていくというものです。

 

自分の行動のすべてをOK出しするのは難しいと思うので、部分からOK出しをできるようになると良いでしょう。「ここの部分は今回はやりとげた。」「ここの部分は終えられた。」というように小さなOKを出してくことで、自分へのダメだしばかりしてしまうということを変えられるかもしれません。

 

③人から褒められても素直に受け取れない

 

皆さん、誰かに褒められたらそれを素直に受け入れることができるでしょうか。中には褒められるからには何か裏があるのではないかと思ってしまう人もいるかもしれません。また、天狗になるのは良くないと喜べない人もいるかもしれません。

しかし、相手から褒められてそれをあまりに謙遜しすぎてしまうのは、実は相手へ失礼にあたる場合があります。せっかく相手から認められたのです。それを素直に受け入れるというのも大切になっていきます。

 

人から褒められたときは、素直に「ありがとう」と伝えるだけでよいのです。それでもなかなか受け取れないという人は、自分が褒められたと同じかそれ以上相手を褒めてみるというのがいいかもしれません。

 

そのようにお互いに褒め合える、認め合える状態というのは、人間関係の好循環を呼ぶことができます。好循環を作り上げられると、とても人間関係が楽になると言われています。誰かから褒められたら、それを受け取って、褒めてくれた相手も褒め返せると良いでしょう。

 

④自分で自分の限界を決めてしまう

 

皆さん、自分で自分の限界を決めてしまってはいませんか。自分はこれをやるのが苦手だ、自分はこれをやるのがうまくない、自分はここまでしかできない、などという形で自分で自分の限界を決めてしまっているかもしれません。

実は自分で自分の限界を作ってしまうと、本当にそのようになってしまうということがあるのです。カウンセリングで社会構成主義という考え方があります。これは、自分や周りが思うような世界が構築されてしまうということです。

 

例えば、あの人はちょっと変わっているよねという目で見ていると本当にその人はそのようになってしまうし、変わった行動ばかりが目についてしまうということが社会構成主義になります。皆さんの周りでも実は起こっていたりするものです。

 

つまり、自分で自分の限界を決めてしまうというが、自分はここまでしかできないという社会を作ってしまうことがあるのです。何事も挑戦してみたり、限界と思い込まないことが大切かもしれません。

 

⑤自分の居場所や価値がわからない

 

時に人は何のために生きているのか、何のために生きていくのかわからなくなってしまうことがあります。このように自分の居場所や自分の価値について考えてしまうことがあるかもしれません。

自分の居場所や価値について改めて確認してみるといいかもしれません。自分を必要としている人や場所というのを確認していくのもいいでしょう。誰しもこの世界というパズルの中の大切なピースの一つであるということに気付けるかもしれません。

 

それでも自分の居場所や価値がわからないという方は、今自分の所属しているグループへ何か貢献することをすると良いでしょう。他者貢献をすることで自分の居場所や価値がより明確化すると言われています。

 

例えば、ちょっとした職場や家庭の掃除でもいいでしょうし、誰かに「ありがとう」「助かる」「嬉しい」と言ってもらえるような活動を心掛けるといいでしょう。このようにして自分の居場所や価値を確認できると良いでしょう。

 

自分に対するモヤモヤに対処するコツのまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、相談としても寄せられることの多い自分に対するモヤモヤに対処するためのコツとして、よく相談されることの多い5つのことを取り上げて対処するコツをご紹介させて頂きました。

 

今回のまとめでご紹介させてもらった内容で、自信のなさや自分へダメ出しなど、自分に対するモヤモヤをどのように納めたらよいのかということの参考にしてもらえたらと思います。

 

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご希望の方は、以下のお申込みページよりカウンセリングをお申込みください。

 

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