不安を4つに分類して対処方法を考える|臨床心理士が解説する

不安を4つに分類して対処方法を考える

皆さん、こんにちは。

昨今は、カウンセリングをしていて感じることとして、不安でたまらないという相談をよく受けます。

子どもからは不安で学校に行くことができない、大人からは漠然とした不安を感じていて仕事がなかなか手につかないと言った相談を受けることが例年より多い気がします。

それはコロナウイルスの影響により、普段とはかなり異なる日常生活を送り、また、まだ先も見えない状態にあるところが考えられるでしょう。

そこで、今回はそんな今年は多くの人が抱えている不安に関して、埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師である筆者が、大きく4つに分類して、分類毎の対処方法をお話したいと思います。

不安の正体とは!?

まず始めに不安とはどのようなものなのかという、不安の正体について簡単にお話しておきたいと思います。

不安とは、未知のものを体験するときや、安全が確認されていない状態に起こる気持ちであると言われています。この不安の起きる要素を今年に当てはめて考えてみたいと思います。

コロナウイルスという未知のものを人類が皆体験して、いつ自分がそんな未知のウイルスにかかってしまうか安全が確保されていない状態ということができ、誰しも不安を感じても不思議でない、いや、不安を感じて当然の状態と言えるでしょう。

そこで、皆さんが持つべきものはそんな不安への対処方法です。そこで、次から不安というものを4つに分類して、それぞれの対処方法について皆さんにお話したいと思います。

不安の4つの分類!?

不安は大きく4つに分類することができると言われています。以下の表のように人間関係が絡むかどうか、コントロールできるかどうかという2つの軸で見ていくことができます。

コントロール可能 コントロール不可
人間関係あり
人間関係なし

①人間関係あり、コントロール可能

どのようなものかというと、例えばオーディションや発表会があり不安な場合や、プレゼンがあり不安な場合がこれに当たります。

オーディションや発表会、プレゼンは、当然それを評価したり聞いたり、見たりする他者が存在しています。

また、オーディションや発表会、プレゼンは多くの場合は、自分で練習をしてみたりと言ったコントロールすることが可能とみることができます。

このような不安への対処方法としては、自分でコントロールできる部分の練習をしたり、訓練をしたりするという方法が有効だとされています。

オーディションや発表会、プレゼンに備えて自分なりに上手く出来るように練習してみるというのが、不安を小さくする方法だと言われています。

②人間関係あり、コントロール不可

どのようなものかというと、例えば職場や学校で何か不安になることを言ってくる人がいる場合や、友人や親類にどのように行動するかわからない人がいる場合、SNS上で嫌な絡みをしてくる人がいる場合などによって不安になるというのがこれらにあたります。

これらは、他者が自分に対して何らかのアクションをする人がいるという人間関係が絡んでいますが、他者が勝手にやってくることなので、自分ではコントロールすることはできないことです。

このような不安への対処方法としては、自分ではコントロールできないので、一定の距離を取るという方法が有効だとされています。

職場や学校で自分を不安にしてくる人から逃げたり離れたり、友人や親類で自分を不安にしてくる人とは縁を切ったり、SNS上で不安にさせてくる人はブロックをしたりするといいでしょう。

③人間関係なし、コントロール可能

どのようなものかというと、例えば将来に対する仕事の不安や、お金に対する不安などがこれらにあたります。

これらの不安は、人間関係は関係がないですが、自分でどのようにするかというのがコントロールできることです。

このような不安への対処方法としては、未知のことへの不安であるので、それが既知のことになるように勉強することによって不安を減らしていくことが有効だとされています。

将来の仕事への不安があるのであれば、周りに仕事について聞いて調べたり、将来のお金への不安があるのであれば、どのように蓄えたらよいかというのを調べたり聞いたりすることで、既知の体験になり不安が少なくなるかもしれません。

④人間関係なし、コントロール不可

どのようなものかというと、例えばコロナウイルスのように未知のウイルスへの不安などがこれにあたります。

これらの不安は、人間関係は関係せずに、また、コントロールも難しいことです。

このような不安への対処方法としては、基本的にはある程度は感じるしかない不安であるとされています。

そのため軽減していくリラクゼーションを行うことが有効だとされています。具体的には、マインドフルネスや呼吸法、簡単なストレッチなどが有効だとされています。

中でもマインドフルネスという方法は、気持ちを落ち着けるばかりか、自己免疫を高める効果もあるので、今の時期とても有効な方法といえるかもしれません。

具体的な方法については、以前まとめたものがあるので、そちらをご覧になってみてください。

心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、手軽にできるマインドフルネス瞑想を6種類集めてみました。呼吸瞑想、歩く瞑想、ボディスキャン、シャボン玉、香り、川に流れる葉っぱ瞑想という6つをご紹介しています。

先が見えない不安への対処方法のまとめ!?

今回は、埼玉県さいたま市東浦和でほんだカウンセリングオフィスを営む、臨床心理士・公認心理師の筆者が、不安を4つのタイプに分けて、それぞれについての対処方法を皆さんにご紹介させて頂きました。

①人間関係あり、コントロール可能→練習や訓練をする

②人間関係あり、コントロール不可→逃げたり距離を取る

③人間関係なし、コントロール可能→勉強や知識をつけて既知のものにする

④人間関係なし、コントロール不可→リラクゼーション法をする

このようにタイプ毎の対処方法を実践できるといいでしょう。今回のコロナ禍の不安では、多くの人は④の不安に分類されるものです。先に紹介したようにリラクゼーション法を実践してみるのが有効な方法でしょう。

しかし、なかなかリラクゼーション法をしても気持ちが不安でたまらない、落ち着かないという方は、誰かにそんな気持ちを話してみるというのも有効な方法だったりします。よろしければ、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご覧して、そんな不安を相談してみて下さい。

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