「変わりたい」「自分を変えたい」という人の背中をそっと押す方法|臨床心理士が解説

変わりたいという人の背中を上手にそっと押す方法!?

皆さん、こんにちは。前回は、変わりたいという人が変わるためのヒントというお話をさせて頂きました。まだご覧になっていない人は、そちらも合わせてご覧下さい。

埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師である筆者が、変わりたいけど変われないという人に変わるのヒントを5つご紹介しています。お酒をやめられない、ダイエットを始められない、リストカットをやめられないそんな方は読んで下さい。

今回は、あなたの周りにいる変わりたいけどなかなか変わらないという人の背中を上手にそっと押す方法についてお話したいと思います。

変わりたい人はの背中をそっと押すのが、実はカウンセリングでカウンセラーがやる仕事の一つだったりします。

今回は、埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、そっと上手に背中を押す方法をまとめてみたいと思います。

変わりたいけど変わらない人とは!?

まず始めに変わりたいけど、変わらない人とはどんな人なのかを知っておくといいでしょう。

前回もお話しましたが、変わりたいけど変わりたくないという人は、心の中で葛藤が起こっている状態です。

心のどこかではもうやめたい変わりたいと思っていても、心どこか半分では続けてもいい変わりたくないと思っていたりするのです。

このような両方のアンビバレントな気持ちがあるということを、変わりたいという人の背中を押すためには知っておかなくてはいけません

変わりたい気持ちはあるけども、変わりたくない気持ちもあるということがわかっていないと、背中を上手に押すことができません。

ダイエットしたいけど食べたい、勉強したいけどしたくない、学校行きたいけど行きたくないなど、両方の気持ちがあるのです。

変わりたいという人の背中の上手な押し方!?

それでは変わりたいと言っている人の背中の上手な押し方について早速お話していきたいと思います。

①常識や正論を話さない!?

変わりたいけど変わらない人に対して背中を押そうとどうしてもやってしまいがちなこととして、常識や正論を話してしまうということがあります。

どういうことかというと、アルコールやタバコをやめられない人にやめないと身体の健康に良くないと話をしたり、学校に行けない、勉強ができない人に、自分のためにやった方がいいよと話をしたりするのは、やめた方がいいということです。

このような話をされると、やめたくないという気持ちもあるので、「自分の身体なんだから好きにさせてよ」と言われたり、「やめてまで長生きしようとは思わないよ」と言われたり、「自分の人生だから好きにさせてよ」と言われたり、反論されてしまうかもしれません。

悩んでいる人に常識や正論を話しても、実は意味がないことが多くて、衝突してしまったり、そんな常識や正論は受け入れないと拒否されてしまったりすることが多いのです。変わりたい人の背中をそっと押すには、常識や正論を話さないというのが大切です。

②話を受容的・共感的に聞く

常識や正論を話したいという衝動を抑えながら、話を受容的・共感的に相手の話に耳を傾けながら聞いていくことが大切になっていきます。受容的・共感的に関わるために必要なことは、話を批判したり、遮ったりせずに気持ちや考え、感情に焦点を当てて話を聞いていきます。

例えば、先ほどのように「自分の身体なんだから好きにさせてよ」と言われたり、「やめてまで長生きしようとは思わないよ」と言われたり、「自分の人生だから好きにさせてよ」と言われたら、その話をそのまま否定せずにうなずきながら聞きます。

また、そんな発言をする裏にはどんな思いがあるだろうかと考えながら聞いていき、時にその考えた気持ちを、「○○って感じなんですよ」「○○って気持ちもあるんですね」と折りをみて伝えることで、受容や共感は伝わりやすく、わかってもらえたと感じやすいと言われています。

すぐに変わることが難しい場合は、歩調を合わせながら、相手の考えや感情、価値観を理解し尊重する姿勢でまずは話を聞いていくことが、上手に変わりたい相手の背中を押すことにつなるのです。

③相手の変わりたい気持ちを大きくする

常識や正論を押し付けずに共感的・受容的に話を聞くだけで、相手との関係は良好になり、もしかすと相手の方から、「このままじゃまずいかもしれない」「そろそろ変わらないといけないと思う」「何とかしたいという気持ちはあるんです」という変化に向かう発言というのが出て来たりします。

こんな発言が出てくるまでになったら、「どんなところが心配なの?」と変わりたい気持ちをより引き出したり、「変わりたい気持ちもあるんだね」と変化に向かう気持ちを強化していきます。

ここでもあくまでも変わりたいという気持ちと、そうでない気持ちが混在して、やや変わりたい気持ちが勝っているくらいの状態なので、常識や正論を押し付けずに変わりたい気持ちを少し焦点付けて聞いていくことが大切です。

また、このくらいになると実際の小さな変化というのが起きて来たりするものです。そんな小さな変化について一緒に見ていき、「頑張っているね」「これはいいね」など確認していくだけでも、そっと背中を押したことになります。

④アドバイスや心配していることを伝える

始めの段階では、頭ごなしに常識や正論を押しつけも逆効果であっても、徐々に信頼関係が結べてくることで、相手の方から何かアドバイスを求めてくることがあります。

この時に注意が必要なのが、あまり本人の思う的外れなアドバイスをしたり、気持ちを踏みじったアドバイスにならないように、事前に前の段階で十分に話を聞いておくことが大切です。

そしてアドバイスや時に心配事を伝える際にポイントしては、「私は~と思う」という形でいわゆるアイメッセージという形で伝えるというのが大切です。また、何かのデータに基づいて「一般的には~らしいよ」「医学的には~らしいよ」と伝えるのもいいかもしれません。

どうしても相手に懸念やアドバイスなどいろいろと伝えたくなってしまうかもしれませんが、いっぱい伝え過ぎずに絞った大切なこと、どうしても伝えた方がよいことに絞って関して伝えられると良いでしょう。

このような流れで話を聞くことによって変わりたいという人の背中をそっと押せるかもしれません。しかし、実際に変わるかどうかというのは、その人次第なので、これ以上の介入は相手との関係を悪化させることもあるのでお勧めはしません。

変わりたいという人の背中の上手な押し方!?

今回は、埼玉県さいたま市東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が変わりたいという人の気持ちをそっと上手に押すための話の聞き方を中心にご紹介いたしました。

今回の方法であなたの周りの変わりたいというそんな人の背中を上手に押すことができたのでしたら幸いです。今回ご紹介した方法は、カウンセリングの場面で実際に使われるものです。是非参考にしてみて下さい。

今回の方法でもなかなかあなたの周りの変わりたいという人の背中を上手に押せないという人は、是非当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご利用下さい。プロのカウンセラーと一緒に考えることができます。

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