あなたのストレスへのよりよい対処方法!?
皆さん、こんにちは。
木曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか。
今日も引き続きコロナウイルス関連の様々なニュースが世間を騒がせていますね。
このようなコロナウイルス関連のネガティブなニュースが多い今は様々な人がストレスが高い状態にあると言えます。
ストレス反応には様々なものがあり、そんな反応には、人それぞれに合ったストレスへの対処方法があると言われています。
心理学者のリチャード・ラザルスはストレスをへの対処法を4つに分類しました。
今回は、そんなストレスへの対処法方法として4つあるうちの2つご紹介して、明日は残りの2つをご紹介したいと思います。
1.問題解決型対処
ストレスやストレッサーを問題としてとらえて、問題解決の方法を使って、ストレスを軽くする方法です。
以下の手順によって対処していくとされています。
①問題を明確にする
②問題の原因を探る
③複数の解決案を出す
④解決案のうちやりやすい順番を決める
⑤解決案を実行する
⑥解決できない場合は、別の解決案を実行する
このような手順でストレスに対応していくのが問題解決型対処のストレスの対処方法です。
実際には以下のように対処を行います。
例えば、コロナウイルスの関係で学校が休校で、家に長くいるために口うるさい母親に大きなストレスを感じている子どもがいたとします。
①母親からの指示・支配(問題)
②ストレスの原因は母親(原因)
③「母親に口うるさく言わないように話合う」「母親と距離を取る」「父親に相談をしてみる」「祖父母の家に避難する」「母親に口うるさく言われないように行動をする」など解決策を複数考える(解決案)
④優先順位を付けて、「祖父母の家に避難する」ことから実施する順番を決める(順番)
⑤実際に祖父母の家に遊びに行き、母親と距離を取る(実行)
⑥母親と距離を取ることができ、お互いに距離を取ることができて、ストレスが消える(解決)
実際にはこのような手順で行っていくことにストレスへ対処していきます。
皆さんも、このような問題解決型対処でストレスを軽減してみるのも良いかもしれません。
2.情動処理型対処
先に紹介した、問題解決型対処法がよくない場合や、実施できない場合に使えるのが次の、情動処理型対処です。
以下のような方法のいずれかを行うとよいとされています。
①逃避型
旅行に行ったり、そのストレス元から離れたり、現実から遠ざかる方法です。
しかし、一時のみで解決にならないこともあります。
②発散型
誰かに八つ当たりをしたり、何かに当ててストレスを発散する方法です。
しかし、この方法では新たなストレスが生じてしまうと言われています。
③解消型
趣味やスポーツ、ゲーム、音楽などの行動に打ち込むことで、ストレスを解消する方法です。
しかし、気分転換以上にやりすぎると依存症などの問題も生じて来たりします。
問題解決型対処と情報処理型対処のまとめ
今回は、ストレスへの対処方法として、問題解決型対処と情動処理型対処というものをご紹介致しました。
まず始めは、問題解決型対処を実施して、それでもうまくいかないような場合は情動処理型対処を実施すると良いかもしれません。
ストレスの根源であるコロナウイルスというのはしばらくお付き合いしなくてはいけない状況です。
それから派生するストレスに対処していくことが大切だと考えられます。
明日はまた、別のストレス対処法をご紹介したいと思います。
皆さんも、ストレスの多い状況での自身のよりよいストレス発散方法を模索してみてください。