寂しい・不安だという時に誰かとつながりを思い出すワーク

 

皆さん、こんにちは。

 

皆さん、日々生活をしていてこんなふうに感じることはありませんか。「なんだか寂しいな」「どうにもわからないけど不安だ」こんな気持ちが時に襲ってくるという人もいるかもしれません。

 

そんな寂しさや不安という気持ちを感じたときに是非実践して欲しいのが、今回ご紹介する誰かとのつながりを再確認してもらったり、思い出してもらうというワークです。このワークをすることで、寂しさや不安な気持ちが軽減させられるそんなものですので、良ければ実践してみて下さい。

 

寂しさや不安な気持ちについて理解する

 

まずは寂しさや不安という気持ちがどのような気持ちであるのかということを見ていきたいと思います。

 

寂しい気持ちとは

 

一般的に寂しい=孤独というように思われていることが多いですが、孤独な状態にある人が皆、寂しさを感じているかと言われると違ったりもします。また、周りは賑やかでもどこか自分が受け入れられていないような場ではやはり寂しさというのを感じたりするものです。

 

人間は人と人とのつながりの中で生活して、生きています。そんな「つながり」を感じられなくなる時に人は寂しさを感じるのです。このつながりの中で特に大切なのが、近くに居るという外的なつながりではなく、内的なつながりです。内的なつながりとは、距離としては離れていても、信頼しあえている状態や、安心しあえている状態、自分自身を受け入れてもらえている状態のことです。

 

寂しさの正体は、この内的なつながりが十分に感じられていない状態と言い換えることができるでしょう。そして、実は外的なつながりをいくら求めても寂しさは多少は紛らわせても、寂しさをなくすことはできないのです。

 

不安な気持ちとは

 

不安な気持ちというのは、誰しも抱えている気持ちであるというように言われています。不確定要素があると不安という感情がやって来ると言われています。つまり、未来のことを考えると人は不安に陥ります。

例えば、明日の発表がうまくいくかと思うと不安になりますし、コロナで自分の仕事の先行きがわからなくなると不安になりますし、自分の進路や将来を考えると不安になるという方もいるかもしれません。このように不安というのは、先の見えない未来を考えるときに自然とやってくる気持ちということができます。

 

寂しさや不安という気持ちは実はwithコロナ時代にどちらも感じやすい気持ちということができるのではないでしょうか。人とのつながりが絶たれて寂しさを感じたり、将来が見えずに不安に感じてしまうということです。次からこの寂しさや不安の気持ちを抑える誰かとのつながりを感じるワークをご紹介していきます。

 

誰かとのつながりを感じるワーク

 

それでは、寂しさや不安という気持ちがどのようなものかわかったところで、それらの気持ちを小さくするのに有効とされる誰かとのつながりを感じるワークというものをご紹介していきたいと思います。

 

①自分は一人じゃないと思う

一番最初にやってほしいこととしては自分は一人ぼっちではないと思うということです。とても危険な状態としては「自分はどうせ一人だ」「自分には誰もいない」「自分に信頼できる人はいない」と思ってしまうことです。

 

このような自分で自分を一人ぼっちだと思い込むことは実はとても危険で、自分をとても苦しめてしまうことにつながります。このような自分で自分を苦しめるようなことを辞めるということから始めてみて下さい。自分は一人ではないと思うことが大切です。

 

②自分を知っている人を思い浮かべる

次にやってもらいたいこととしては、自分の知っている顔見知りを思い浮かべるということです。それは家族や友人、仕事の人でもいいですし、近所の人や良く行くお店の人などちょっとした知り合いでもいいので顔を思い浮かべていきます。

 

順番に自分の近くにいる人々の顔を思い浮かべていくことで、だんだん自分は一人ではないと感じられるようになるかもしれません。また、顔がわからなくてネット上のあの人などというようにつながりを感じる人を思い浮かべていってもいいでしょう。

 

③自分の大切な人、あこがれの人の名前を書き出す

次に行って欲しいこととしては、自分の大切な人や過去に大切だった人、あこがれていた人の名前を書き出していくというものです。身近な人の名前でも当然結構ですし、芸能人の名前や本やアニメなどの世界であこがれていた人の名前でも構いません。

 

イメージをしながら名前を書き進めていけると良いでしょう。この人のこんなところが好きだったなあこがれているなといろいろと思いを巡らせながら名前を書いていけると良いでしょう。

 

④好きな動物やぬいぐるみを思い出す

過去の飼っていたペットや今現在飼っているペット、動物園に行って好きだなと思った動物を思い出すというのもいいでしょう。当然、家に居るもしくは居たぬいぐるみについても思い出せると良いでしょう。

 

今ペットを飼っているのであれば、少しペットと触れ合ってみてり、今近くにお気に入りのぬいぐるみがあるのであれば、そのぬいぐるみをなでてみて、感触を味わってみるのもいいかもしれません。それだけで落ち着くことも多いでしょう。

 

⑤まあまあ相談できる人に話をする

いろいろ思い浮かべてもらった中で、あなたがまあまあこの人であれば相談できるな、話をしてみたいなと思う人が浮かんでいる場合はその人に話をしてみるというのもいいでしょう。話すことで人は落ち着くことがあります。

 

ただ身近になかなか相談できる人がいないという場合は、必要に応じて当カウンセリングオフィスなど専門家に話を聞いてもらうというのも一つの手かもしれません。何も知らない専門家に寂しさや不安の気持ちを聞いてもらえるだけで気持ちが落ち着くことはよくあるものです。

 

寂しい・不安だという時につながりを思い出すワークのまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、コロナ禍でつながりがなくなり、先が見えない中増えている、寂しい・不安だという気持ちを抱える人に、誰かとのつながりを思い出すことができるワークをご紹介いたしました。

 

今回の方法の内気になるものだけをやってみていいでしょうし、全部やってみてもいいでしょう。しかし、途中でもご紹介しましたがこのような方法でもなかなか寂しい・不安だという気持ちが消えないという人は、専門家に相談してみるというのもいいでしょう。

 

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、寂しい・不安というご相談に限らずに、当カウンセリングオフィスへの相談をご希望の方は、お申込みページまでお進みください。

 

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