パニックなど心が落ち着かない時に使える簡単エクササイズ!?

 

皆さん、こんにちは。

 

今回は、埼玉県でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師である筆者が、パニックやトラウマによるフラッシュバックなど心が落ち着かない時に使える、セーフ・プレース・エクササイズという方法をご紹介したいと思います。

 

心が落ち着かないそんな時に比較的に簡単に実施できる方法を皆さんにご紹介したいと思います。最近、心がざわざわしていて落ち着かないという人や、何か不安な出来事があって落ち着かないそんな人に読んでもらいたい記事になっています。

 

そもそも心が落ち着かない状態とは!?

 

皆さんもときどき心が落ち着かない状態というはありますよね。心が落ち着かないのは、ドキドキしていたり、そわそわしていたり、多くは緊張や不安がある状態の時に起きます。

何か心配事がある時、初めての人に会う時、何か発表会の前、大切なテストの前など、心が落ち着かないなど原因がわかる心の落ち着かない状態というのは、正常な反応です。

 

しかし、明確な理由がないのに心が落ち着かないというのは、もしかすると何か心の病(パニック障害・不安障害PTSDなど)かもしれません。

 

もしも、長く続く心が落ち着かない状態で心配な方は、当相談室を含めて専門家に相談してみた方がいいかもしれません。

 

今回は、理由がわかる心が落ち着かない状態にも、ちょっと明確には理由がわからない心が落ち着かない状態にも、どちらにも使える方法をご紹介したいと思います。

 

セーフ・プレース・エクササイズ!?

 

それでは、心が落ち着かない時に使えるセーフ・プレース・エクササイズの具体的な方法をご紹介していきたいと思います。

 

①安心安全を思い浮かべる

 

まず始めに皆さんにやって欲しいことは、自分が今までで一番安全で安心だなと感じた場所を思い浮かべるということです。

今までの人生を振り返ってもらった上で、あそこはとても心が落ち着いたな、あの時はすごく心地よい時間だったなということを思い浮かべます。

 

例えば、お気に入りのソファーの上でもいいですし、どこかに行って気持ちの良かった高原でもいいですし、小さい頃大好きだったおばあちゃんの家などでもいいです。

 

まずは、このように一番安全で安心と感じる場所や時間を思い浮かべてみて下さい。

 

②利き手でない方にイメージを乗せる

 

次に行って欲しいこととしては、自分の利き手でない方の手に、①で思い浮かべたイメージを乗せて、じっと感じてみるということです。

そして、その感じにぴったりくるような一言探してみて、言い表してみて下さい。例えば、お気に入りのソファーを思い浮かべた人は、「ソファー」でもいいでしょう。

 

また、気持ちよかった高原を思い浮かべた人は「高原」でもいいでしょう。大好きだったおばあちゃんの家を思い浮かべた人がは、「おばあちゃん」でもいいでしょう。

 

このように気持ちが落ち着く、ぴったりと来るようなキーワードを探して作ってみます。

 

③キーワードを包むハンカチをイメージする

 

次にやってもらうのが、キーワードに合う色の薄手のハンカチをイメージしてもらい、そのハンカチでキーワードを包んでいきます

例えば、「ソファー」のキーワードを包むためにソファー色のハンカチをイメージしてもいいでしょう。

 

「高原」のキーワードを包むために高原色のハンカチをイメージしてもいいでしょう。「おばあちゃん」のキーワードを包むためにおばあちゃんの好きだった色のハンカチをイメージしてもいいでしょう。

 

このようにキーワードにぴったりくる色のハンカチを用意したら、優しくキーワードを包むイメージをしてみます。

 

④ハンカチを利き手でない親指に結びつける

 

先に想像したハンカチのイメージを利き手でない親指に結びつけるイメージを持ちます。

自分の親とハンカチが馴染むようなイメージしながら、結んでいけるといいでしょう。結ぶときにキーワードを呟きながら、結べるといいでしょう。

 

また、実際にハンカチを用意して親指に結わい付けてみるとイメージで難しい方はいいかもしれません。

 

⑤心が落ち着かないとき親指を握る

 

④までで準備は完了です。ここまでの準備をするイメージだけで、心が落ち着いたという人も多くいると思います。

まだ、心が落ち着かないという人や、一回は落ち着いたけど、また落ち着かない感じになってしまったという人は、先に結わい付けたハンカチのある親指を手のひらでぎゅっと握ってみます

 

同時に安心安全を感じていたキーワードを思い浮かべてみます。このようにすることで気持ちがホッと落ち着いたのではないでしょうか。

 

落ち着かないことが起きるたびにこのように親指を握ってみて、それでも落ち着かない状態が続くようなら、①からもう一度イメージを作り直してみて下さい。

 

パニックなど心が落ち着かない時に使えるエクササイズまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でほんだカウンセリングオフィスを営む、臨床心理士・公認心理師の筆者が、心が落ち着かない時に使える方法として、セーフ・プレース・エクササイズという方法を皆さんにご紹介させて頂きました。

 

理由が明確でも、不明確でも心が落ち着かないそんな時に実践できる方法としてご紹介しました。今回の方法でも、なかなか心が落ち着かないという方や、理由がわからないけど心が落ち着かないという方は、一度、当相談室を含めて専門家に相談してみることをおすすめします。

 

もしかすると心が落ち着かないのは、パニック障害やトラウマのフラッシュバックなど何か心の病の結果ということも考えられますので、心配な方は是非当カウンセリングオフィスのお申込みページまでお進みください。

 

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