今日からあなたも聞き上手カウンセリングマインドの基本!?

 

皆さん、こんにちは。

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う、心の専門家であり臨床心理士・公認心理師の筆者が、あなたも聞き上手になれるかもしれないカウンセリングマインドの基本をご紹介したいと思います。

 

聞き上手になると、他者からの評価を得られたり、様々な話を相手から得られたり、出世や昇進にもプラスに働くというメリットがあります。

 

誰かとの会話でいつも自分ばっかりが話してしまうという人、立場上話を聞かないといけない人など参考にして欲しい聞き上手の方法です。

 

聞き上手になるカウンセリングマインドとは!?

 

今回は、聞き上手の方法として、カウンセリングマインドという考え方を中心に皆さんにご紹介したいと思います。

カウンセリングマインドとは、カウンセリング的に人に関わろうとする態度や心構えのことです。

 

聞き上手になりたい、話を聞くことで誰かを助けたいと思う人には、このカウンセリングマインドという考え方がとても大切になってくると言われています。

 

特にこのカウンセリングマインドが使えるのが、少し元気のない人の話を聞くときです。

 

人は、元気いっぱいの時であれば、どのように話を聞かれても、あまり気には止めません。

 

しかし、元気があまりない時は、普段よりも繊細に様々なことに目が行きがちです。

 

そのため、普段なら気にならないような、相手の聞き方までも気になってしまったりといつ事態が生じてきてしまいます。

 

そんな少し元気のない人の話を聞く時に意識して欲しいのがこれからご紹介するカウンセリングマインドの聞き方です。

 

3つのカウンセリングマインド+α

 

カウンセリングマインドにおける基本的な態度とも言うべき3つの姿勢があります。

 

①受容②共感③傾聴(無条件の肯定的関心)と呼ばれる姿勢に、今回は聞き名人になるために④質問という4つ目を加えた、4つ観点からカウンセリングマインドを持った聞き名人の聞き方を見ていきたいと思います。

 

①受容

 

受容とは、話を聞く際に相手の言っていることを一度しっかりと受け止めるということです。

例えば、誰かの話を聞いていると、「そんなことはないのではないか?」「いやいや別の考えがあるだろうに!?」など心の中でツッコミを入れしまうことってあるのではないでしょうか。

 

この相手の話す内容にツッコミを入れしまっていることは、相手の話を受容したことにはならないのです。

 

ツッコミを入れたくなるのをぐっと堪えて一度、相手の言っていることを受け取ってみるということが大切になってきます。

 

聞き上手になるための第一歩としては、この受容をしていくところから始まります。

 

②共感

 

次の共感とは、話を聞いた相手の気持ちをそのまま感じることです。

例えば、①で相手の言っていることを受け取ると、「それは大変かもしれない」「そんな状況は辛いよな」など心の中に自然と起こってくる相手の状況を思った気持ちが共感です。

 

うまい共感ができていないとすると、もしかすると①の受容がうまくできていないのかもしれません。

 

逆に①の受容がうまくいっていると自然と相手への気持ちである共感が起こってきます。

 

聞き上手になるには、この共感した部分を相手返すと、聞かれている方はとても気持ちいいものになります。

 

③傾聴(無条件の肯定的関心)

 

傾聴(無条件の肯定的関心)とは、相手の話していくことに耳を傾け続ける、どんなことでも関心事のように話を聞き続けることです。

例えば、自分の好きなことや関心のあることは誰しも興味を持って聞くことができます。

 

しかし、そうではないことではどうしても興味を持って聞けないかもしれません。

 

この傾聴(無条件の肯定的関心)は、そのように自分の興味のないようなことでも、興味のあるような姿勢で聞き続けることを言います。

 

相手はとても聞いてもらい嬉しい気持ちになり、この姿勢は、聞き上手にはやはり大切な態度といえるでしょう。

 

④質問

 

最後は相手の言っていることをただ聞いているだけではなく、相手の言っていることに質問をすることです。

例えば、あなたの話していることに良いタイミングで質問をしてこられたらどうでしょう。

 

この人、質問をしてまであなたの話をよく聞きたいのだなと感じるのではないでしょうか。

 

特に大切になってくるのが、相手の話している内容に即した質問をしていくことです。

 

カウンセリングでは、話の内容に即することを文脈を読むと言います。この相手の文脈を読んだ上の質問は、とても心地の良いものになります。

 

注意としては、あまり相手に批判的過ぎて、相手を責めるような質問は良くありません。話の内容が広がるような質問を心掛けられるといいでしょう。

 

この文脈に沿った質問力というのが、聞き上手に大切な、しかし最も難しいかもしれないものです。

 

聞き上手になるカウンセリングマインドのまとめ

 

今回は、聞き上手になるカウンセリングマインドのまとめとして、カウンセリングマインドの3つの原則に1つプラスして、4つの方法をご紹介させてもらいました。

 

この4つの原則をもって話を聞けばあなたもカウンセラー顔負けの聞き上手になれるかもしれません。

 

なかなかすぐに全てで実践してみるのは難しいかもしれませんが、できるところから始めてみるといいかもしれませんね。

 

特に立場が上の人である親御さん、先生、上司、先輩などがこのカウンセリングマインドをもって下の人の話を聞けるいいかもしれません。

 

今回のまとめをみて、プロのカウンセリングマインドでのカウンセリングを受けて体験してみたいと思った方は、是非当カウンセリングオフィスのカウンセリングより体験してみて下さい。

 

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