コロナウイルスので現れるストレスの形!?
皆さん、こんにちは。
水曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか。
長期間に続く自粛や環境の変化で、コロナウイルスのストレスが積りに積もっている方も多いかもしれません。
ストレスが溜まっていると、夜寝れなくなってしまったり、もしくはいつも以上に寝てしまっていたり、ご飯があまり食べれなくなってしまったり、逆に多く食べてしまったりなど身体面の変化が起きることもあります。
また、ストレスが溜まっていると、ちょっとしたことにイライラしてしまったり、少しのことですごく疲れてしまったり、ちょっとしたことで不安になってしまったりなど心理面の変化が起きることもあります。
この他にもストレス反応というの人それぞれ、体や心の両面で出る人も居ますし、どちら一方、または別の形として衝動買いをしてしまうなど行動面などで出る人も居ます。
そんな今のとてもストレスが高い状態に皆さんに取って欲しいとっておきのストレスとの距離の取り方があります。
それは、ナラティブセラピーと呼ばれる心理療法で行われる、外在化という方法です。
あなたのストレスと距離を取る外在化!?
外在化とはどのようなものかというと、一般的に心の中にあるようなものを自身の外に出して、距離を取っていくというものです。
日本でも実は古くから行われている方法で、小さな子供が転んで「痛いー」と泣いて居たとしましょう。
そんな時、母親が子供の近くに駆け寄ってきて、「痛いの痛いの飛んでいけ」と声を掛けます。
そうするとあら不思議、子供が泣き止むという痛いの痛いの飛んでいけというのが、外在化に当てはまります。
痛いという状態を外に出して飛ばしてしまうのです。
これを今のストレスが高い状態の今実施して欲しいのです。
外在化のコツ!?
では、実際にどのように行っていけばいいのでしょうか。
大人に「ストレス飛んでいけー」と唱えて効果があるかという疑問が残ります。
大人にやるには、大切なポイントとそのコツがあります。
まずは、自身のストレスにぴったりくる名前を付けてあげるのです。
例えば、ストレスでいっぱい食べてしまうという人には「食いしん坊」とつけても良いかもしれません。
例えば、ストレスでいつもよりも怒りっぽくなっているという人には「イライラさん」とつけても良いかもしれません。
例えば、ストレスで衝動買いをしてしまうという人には、「爆買いくん」とつけても良いかもしれません。
名前がぴったり来たらそれで外在化のかなりの部分はおしまいです。
「食いしん坊」「イライラさん」「爆買いくん」に飛んで行ってもらえばいいのです。
飛んで行ってもらうためには、「食いしん坊」「イライラさん」「爆買いくん」の苦手なものについても考えてみるといいでしょう。
例えば、「食いしん坊」の苦手なものは、薄味であることが分かったならば、料理を薄味にして食べる量を調整するのも良いかもしれません。
例えば、「イライラさん」が出てこなくなるものが、ゆっくりお風呂に浸かることだとわかったら、お風呂に今日はゆっくり浸かると良いかもしれません。
例えば、「爆買いくん」の苦手なものが、夫の顔だとしたら、爆買いくんが出てきたら夫に連絡を取るというのも良いかもしれません。
このように苦手なものを確認して、出てきたら遠くに行ってもらう行動をすると、痛いの飛んでいけ状態をすることができます。
外在化のまとめ
ストレスの形としての表れ方は。人それぞれなので、その名前も人それぞれ様々付けれるでしょう。
絶妙な名前を付けて、自分の中のストレスというものから外に出してあげるというのが外在化という作業でした。
皆さんも、よければ自分のストレスに名前を付けて距離をとって、名前を付けたものの苦手なもの探しをしてみて下さい。
そうすることでストレスから距離を取って、穏やかな心になることができるかもしれませんね。