自分独自の私的理論を把握することで生きやすくする方法!?

 

皆さん、こんにちは。

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、誰しも持ってしまっている自分独自の私的理論というものを把握することで、少しでも生きやすくなる方法を皆さんにご紹介したいと思います。

 

私たちは生活していると、どうしても決めつけてしまったり、謝った価値観を持ってしまったりすることがあります。

 

この私的理論が自分がどのように持っているかというのを知ることによって、生きやすくなるかもしれません。

 

そもそも私的理論とはどんなもの!?

 

まず始めにアドラー心理学のいうところの私的理論がどのようなものであるかというのをご紹介したいと思います。

 

私たちは、実は普段自分の私的理論と呼ばれるフィルター(色眼鏡)越しに世の中を見ていたりします。

しかし、そんな私的理論(色眼鏡)に気づかに生活していることが多くあったりします。

 

例えば、あの人は仕事ができないというレッテルを張り付けてしまっていたり、自分は「~すべきだ」という考え方をもって苦しくなってしまったりすることです。

 

私的理論を導く、自分や他人を悪く見るパターンは以下の5つに分けられると言われています

 

①見落とし

 

見落としとは、大体成功したような案件で、一部の失敗したような部分だけを見て、大事な部分を見ないことです。

 

つまり、重箱の隅をつつくような形で見落としを許さないというような態度のことです。

 

②誇張

 

誇張とは、一のものをまるで十のように感じてしまったり、扱ってしまったりすることです。

 

例えば、「自分のことをみんな嫌いだ」というように思ったり、「これができないとあいつはダメだ」というように思ったりするなど、「誰も」「みんな」と考え方を持つ人のことです。

 

③決めつけ

 

決めつけとは、可能性にすぎないようなレッテルを張ってしまって断定をしてしまうようなことです。

 

つまり、「一回」や「二回」の事例など、ちょっとしたことで相手や自分を決めつけてしまうということです。

 

④過度の一般化

 

過度の一般化とは、一つの問題を一般化してしまい、多くのケースに当てはめようとすることです。

 

例えば、ある社員の失敗を会社全体の失敗とみなして、その会社との契約を切ってしまうようなことです。

 

⑤誤った価値観

 

誤った価値観とは、「~すべき」「~しなければならない」などのように自滅的、破壊的な視点で物事をみるようなことです。

 

例えば、「このようなことをできなような自分は会社を辞めるべき」と考えてしまうようなことです。

 

このような5つの考え方が、自分や相手を苦しくしてしまうような私的理論(色眼鏡)だと言われています。

 

皆さんにもこのような5つの考え方のような私的理論(色眼鏡)を持っていたりしませんか。

 

私的理論から脱する方法!?

 

先に紹介した、5つのパターンの私的理論(色眼鏡)から逃れる方法というのをご紹介していきたいと思います。以下のいずれかの方法で、自分の私的理論から脱する方法をやってみて下さい。

 

①記録を付けて自分の思考に気づく

 

まず始めに自分の思考というものを記録を付けて、客観的に把握してみるというのは良い手でしょう。客観的に把握するのはなかなか難しいものですので、とりあえず書いてみるということです。

その日思ったもやもやしたことやイライラしたこと、なんだかどうしていいかわからなかったことについて、書いてみることによって自分の私的理論が見えて来たりします。

 

この記録をする際に例えば、「みんな」「全然」「一つも~ない」などのオールorナッシングの言葉が使われているたり、「~すべき」「~しなければならない」という言葉が使われると、私的理論(色眼鏡)の可能性があります。

 

これらの言葉を使っていたり、これらの考え方を持っていることに気づくことが私的理論に気付くヒントになります。

 

②共通感覚を得るために他者視点を得る

 

他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じる共通感覚を得ていくというのが、私的理論から逃れる方法です。

具体的には、相手の立場や観点から見てみて、別の可能性を考えていくという方法になります。

 

相手の立場や観点からものごとを見るには、一歩引いて全体をみるようにしていくことで見えるようになっていきます。

 

自分や相手、第三者、場合によっては会社や学校などと視点を増やしていくことによって、私的理論から逃れることができ、生きやすくなっていくのです。

 

私的理論を把握して生きやすくする方法のまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う、マイルールや色眼鏡と呼ばれることのある私的理論を把握して、少し距離を置くことによって生きやすくする方法をご紹介いたしました。

 

私的理論に支配されると、自分は「~すべき」思考で生きにくく、他者へは勇気をくじいて自信を無くしてしまうような悪い影響があると言われています。

 

このように持ちすぎると生きにくくなってしまう自分の私的理論を把握して、他者視点を得ることで生きやすくする方法をご紹介させて頂きました。

 

今回の方法で、皆さんが少しでも生きやすくなればと思いますが、今回の方法でもなかなか自分の私的理論(色眼鏡)から抜け出せないという方は、是非、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご利用下さい。

 

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