相手の好意を読み取れるかもしれないサインの見分け方

 

皆さん、こんにちは。

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、相手の本心を知るためのポイントして、視線、表情、しぐさなどの非言語的なコミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)から読み取るという方法をまとめみました。

 

カウンセリングでも実はプロのカウンセラーが見ているのが、この非言語的コミュニケーションの部分だったりします。恋人の本心を知りたい、取引相手の本当の気持ちを知りたい、自分の本心を相手に悟られたくないというような方は是非とも参考にしてもらえると良いでしょう。

 

非言語的コミュニケーションとは!?

 

人は、いわゆる言葉での言語的コミュニケーション、言葉以外に視線や表情、しぐさなどの行動での非言語的コミュニケーションの二つを用いてコミュニケーションをしていると言われています。

 

言語的コミュニケーションは、例えばこれを言うのはやめておこうと思えば言わないで済むというようで、自分の意思でかなりコントロールすることができます。

しかし、非言語的コミュニケーションは、多くの場合は無意識に思わずついやってしまうということも多いので、自分でも築かぬ間にやってしまうため、自分の意思でのコントロールは難しい部分だったりします。

 

この非言語的コミュニケーションの部分をよく観察することで相手や自分の本心というものがわかってしまったりします。実は、カウンセリングの場面においてもこの非言語的コミュニケーションの部分をカウンセラーはよく観察をしてながらカウンセリングを勧めています。カウンセラーが言った内容でクライアントが口では同意していても、非言語的コミュニケーションの部分では否定しているような場合もあります。その場合は、少し立ち止まって一緒に再考したりしていきます。

 

今回は、取り上げませんが、実は言語的コミュニケーションでも無意識が表れることとしては、言い間違えの時というのは、自分のコントロールが及んでいない部分と言えるので、本心に近いことを言っているかもしれません。

 

少しだけ例を上げると、学校で先生のことを「お母さん」と言ってしまう間違えは、無意識てお母さんくらい先生を信頼している、安心している表れとみることができますし、会議の始まりで「会議を終わります」と言ってしまう言い間違えは、無意識で会議を終えたいという気持ちの表れかもしれません。

 

今回は、このような言語的コミュニケーションに現れる間違えよりは少し読み取るのが見えにくいですが、相手の本心が分かる非言語的コミュニケーションについて見ていきたいと思います。

 

好意があるかどうかのサイン!?

 

それでは、今回は相手の無意識の行動である非言語的コミュニケーションをあなたに好意をもっているサインなのか、好意がないサインなのかというのをまとめてご紹介していきたいと思います。

 

好意があるサイン

・自分の方に顔が向いている

・体が自分の方に向いて、乗り出している

・自分と相手との身体の距離が近い

・何かの拍子に自分と相手に近づいたり、触れ合ったりしてもいやがらない

・良く足を組み変える(女性の場合)

・視線が頻繁に合う

・会話の中に一人称が頻繁に出てくる

・よく笑顔を向けてくる

・会話の中でポジティブな表現が良く出てくる

・自分が飲み物を飲んだタイミングと同じタイミングで飲むなど、行動がシンクロしている

・会話でのうなずきが多い

・口角が上がっており、瞳孔が開いている

 

このような行動が見られると、一般的に相手は自分に好意があり否定しているという感じではないということがわかります。この他にも様々なサインがあり、またその人固有のサインというのもあったりします。

 

逆にこれらのサインを意識的に使うことで相手へ好印象を与えることもできると言われています。頻繁にうなずいてみたり、相手の行動に合わせて同じタイミングで行動してみたりなどというのは特におすすめ方法です。実際のカウンセリングにおいてもうなずいたり、相手の行動に合わせて行動するものが技法としてマイムと呼ばれており、相手との関係を良いものにするために用いられています。

 

気になる相手の好意を探る際や商談相手の腹のうちを探る際など、注目してみてもらえるとよいでしょう。すべてに注目するのが難しいという方は、特に相手の表情と目線に注意してみると、相手の気持ちを読み取れるかもしません。

 

好意がないサイン

・腕組みをしている

・頻繁に髪を触る(女性の場合)

・座っている時に足を閉じている(男性の場合)

・二人でいる時に距離を取ろうとする

・二人の間にものを置いておく

・頬杖をして話を聞く

・こぶしを握っている

・自分の方に顔や視線を向けない

・自分が話しているとき、他のことに気を取られている

・自分の名前を呼ばない

 

このような行動が見られたら、相手からの好意は薄く、あなたに敵意や拒否感を持っている可能性があると考えられると良いでしょう。好意の際と同様に、相手の固有のサインというのもあったりするので、そこに気付けると良いでしょう。

 

実際にこのような行動は、カウンセリングの初期に例えば、親に無理やり連れてこられた子どもなど、いやいやで来たクライアントに見られることがあります。そのような場合には、長く引き止めずにいやいやながら来てくれたことに感謝を示して帰ってもらうことも多くあります。カウンセリングの場合とは違いますが、このような相手の態度が見えたら、長く引き止めすぎないのが得策かもしれません。

 

相手の本心を知るためのポイントのまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区の東浦和でほんだカウンセリングオフィスを営む、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、相手の本心を知るためのポイントとして、非言語的コミュニケーションの部分に着目して相手からの好意の有無を読み取るという方法をご紹介いたしました。

 

今回の方法で、気になる相手の本心や大切な取引先の相手、職場や学校の人の気持ちなど、観察することでわかる部分も多いかもしれません。また、今回のポイントに注意することで相手の信頼を得ることや、逆に相手に嫌われる方法としても使えるかもしれません。

 

日々の言葉でもコミュニケーションに加えて、非言語的コミュニケーションも上手に使っていくと相手と仲良くできたり、関係を深めることができるかもしれませんね。また、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご希望の方は、お申込みページまでお進みください。

 

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