疲れた時に心に栄養を与えるための3つ栄養補給法!?
皆さん、こんにちは。
皆さん、日々を仕事や学校、家事、子育てなどをして生活をしていると、時にすごく疲れてしまったなと感じることはないでしょうか。
他の人から見ると、充実した生活を送っているように見えても実は、その人の心は疲弊してしまったいるということがあったりします。
こんな疲れを感じていたとしても、この仕事をやらないと回らないから、この家事をやらないといけないからと、無理して頑張っていたりしないでしょうか。
今回は、埼玉県さいたま市緑区でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、そんな心身共に疲れてしまった人に是非読んでもらいたい心に栄養を与える方法についてお話です。
心に栄養をあげる必要性!?
普段、普通に生活をしているだけでも実は私たちの心はエネルギーをかなり使っていると言われています。
仕事をしている人は、仕事中にあった何かトラブルに心を痛み、それによって元気がなくなってしまっていても、解決のために奔走しなくていないということもあるでしょう。
学校へ行っている人は、定期テストのために勉強をしなくてはいけずに、時には睡眠時間をけずってまでも、頑張らないといけないこともあるでしょう。
家事や子育てをしている人は、日々のルーティンのような家事をこなしながら、時に起こる子育ての突発的なトラブルにも対処をしなくてはいけず、それによる心労も多いということもあるでしょう。
このように実は普段普通に生活をしているつもりでも、知らず知らずの間に身体のエネルギーをもちろんのことですが、心のエネルギーも使っていることが多いのです。
このように心のエネルギー使ってしまうと人は、いらいらが募ってしまったり、物事がすべて悪くみえてしまったり、何もするのもめんどくさく感じてしまったりなど、世界が色あせて見えてしまうと言われています。
普段はカラフルに見えていた世界が、モノクロの色の褪せたような沈んだ世界のように見えてしまうかもしれません。
身体のエネルギーを使ってしまった時は、多くの場合は栄養のあるおいしいものを食べたり、温かいお風呂に使ってゆっくりしたり、睡眠を多く取ることによって回復していきます。
しかし、心のエネルギーは上記のような方法で回復する部分もありますが、それでは栄養が十分ではなく、心のエネルギーを回復させるための方法を行わないといけない場合もあります。
今回は、そんな心のエネルギーを回復させるための、心に栄養を与える方法を皆さんにご紹介していきたいと思います。
心の栄養の補給の仕方!?
心の影響の補給は当然ですが、その人が使った分だけしなくてはいけません。心に無理をさせて一週間過ごしたのなら、次の一週間は心を休ませながら過ごす必要がありますし、何かの事情で3か月間ぐらい無理をさせたのなら、同じく3か月くらい心を休ませるのに時間を使う必要があるということです。
ただ、現実的にはそんなに多くの時間を取ることができないということも多いでしょう。そこでなるべく効率よく心を休ませるための方法をまとめおきたいと思います。
①自分の好きな活動に時間を投じる
心の栄養になることは、自分の好きな活動をすることだと言われています。趣味などの時間として自分の好きな活動をするというのは、心のエネルギーを溜めるのに実はとても大切なことなのです。
子供の頃を思い出してもらうと、学校で少しくらい嫌なことがあっても自分の好きな遊びをしていたら、元気になったちゃったなんていう経験があった方もいるかもしれませんが、まさにそれが心の栄養になっている状態です。
大人になるとどうして遊ぶ時間、自分の好きな活動に使う時間というのは少なくなってくるという人が多く居ます。そうすると心への栄養も少なくなってしまって、心の栄養不足に陥ってしまいます。
逆に、自分のやりたいことや好きなことを大人になってもやっている人というのは、実にエネルギッシュに見えたりはしないでしょうか。あれは、心の栄養を好きなことで十分に取っているからこそだったりするのです。
心のエネルギーを使ってしまったそんな時は、是非自分の好きな活動、好きなことに没頭できる時間を設けてみてはどうでしょうか。
②美しいものを鑑賞する
心の栄養としてもう一つ大切なものとしてあるのは、美しいものを鑑賞するということです。美しいものとは、例えば芸術品であったり、花などの自然のものなど、一般的に美しいとされているものです。
これらの芸術や自然物を見ることによって、心の安定をはかると共に心の栄養になります。ある研究によると、日常的に花を買うなど生活必需品以外にお金を使う人の方がうつ病のリスクが低いとの報告があります。
これは、自分に本質的には必要のない花などを買うことによって、心の余裕や安らぎが生まれ、その結果心の病であるうつ病のリスクが低くなると言われています。
また、別の研究によると、日常的に芸術品を鑑賞しない人は、日常的に芸術品を鑑賞する人と比べて、平均寿命が低いとの報告があります。これは、心の栄養とゆうべき芸術作品を鑑賞するという行為が、その人の心の健康のみならず、身体の健康をもよくするといわれています。
このように美しいものを鑑賞するというのは、心への栄養を与えてくれて、ほっとした気持ちにさせてくれるものです。皆さんも、心のエネルギーがなくなってしまった時こそ、少しお気に入りのお花や自然がきれいな公園へ行ってみたり、気になっている芸術家の作品に触れて、心に栄養をもらうというのはどうでしょうか。
③マインドフルネス瞑想をする
心に直接栄養を与えて回復させることのできる方法として、マインドフルネス瞑想という方法があります。これは、心や頭のごちゃごちゃしてしまっている状態を整えるための方法として有名な瞑想を元にした方法です。
先にも説明をしましたが、心の栄養がなくなっているとすべてのものが灰色にみえてしまっている状態ということができます。そんな灰色の状態を少しずつ自分から切り離ししていき、手放していくことによって、心に栄養を与えていくというものです。
このマインドフルネス瞑想は、心に栄養を与えるだけではなくな、身体の免疫力を高めたり、記憶力を高めたり、心身の疲労回復にも役立つ方法と言われています。
具体的な方法に関しては以前まとめた記事がございますので、そちらの方を確認して実践してみて下さい。どの方法も比較的簡単に初めての人でもできるものですので、気軽に始められるとおもいます。
疲れた時に心に栄養を与えるための3つ栄養補給法のまとめ!?
今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、知らず知らずのうちになくなってしまっている心のエネルギーを補給するための3つの方法をご紹介いたしました。
今回の方法を参考にして、あなたの普段の生活で実は気付かない間に、不足してしまっているかもしれない心の栄養を補給出来たらと思います。
今回の方法を参考にしてもなかなか心の閉そく感や疲労感が取れないという方はもしかすると、かなり心が疲れている状況かもしれません。
そのような方は、もしかすると何か別の心の病気の可能性もありますので、よろしければ当カウンセリングオフィスのカウンセリングにご相談下さい。