あまり親しくない初対面の人と仲良くなる方法
皆さん、こんにちは。
今回、埼玉県でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、皆さんにご紹介しようと思うのは、あまり親しくない初対面の人と仲良くなる心理学的な方法についてお話したいと思います。
初対面の人はもちろんのこと、それまであまり親しくなかった人お近づきになりたいと思うそんな人に参考にしてもらいたいお話をしていきたいと思います。
カウンセリングで親しくなる重要性
皆さん日常生活の中で、仕事や学校の場面や何か新しい集まりに参加する際など、初対面の人と会う機会は様々ありますよね。
また、初対面の人だけに限らず、何回か会っているけどあまり親しくない人というのがいたりするのではないでしょうか。
初対面やあまり親しくない人とすぐに打ち解けられるという性格の人もいれば、まったくそうでないという人もいるでしょう。また、打ち解けられるようになれたらいいなと思っている人もいるかもしれません。
私たちカウンセラーも、初めて会うクライエントさんと初対面の人と会う機会が多くあります。初めて相談室を訪れる人とは大抵の場合は初めましてという状態になります。
カウンセラーは、初対面のクライエントさんと信頼関係を結んで、相談を聞いていくわけですから、この初対面の人とまずは仲良くなるというのはとても重要な作業です。
この信頼関係を専門用語では、ラポールと呼び、カウンセリングを行っていくには、最も重要な作業であると言われています。
カウンセリングに来て、緊張している中で、カウンセラーと信頼関係を結べないと自分の話したいことを十分に話せないですよね。そのため、カウンセラーは特に初回の関係づくりに注意を払って行っていきます。
そこで、今回はカウンセリングの場面でカウンセラーが初対面のクライエントと親しくなっていく方法をご紹介して、皆さんも初対面の人と仲良くなる際のヒントとして使っていってもらえたらと考えています。
カウンセリングでクライエントと親しくなるための方法!?
それでは早速カウンセリングで、初めて来たクライエントと親しくなるための方法を皆さんにご紹介していきたいと思います。
①当たり障りのない雑談から入る
初対面同士でいきなりあれやこれやと聞くのは難しいものであったりします。そこでカウンセリングでは、始めは当たり障りのない雑談をすることが多くあります。
例えば、「今日は天気がいいですね」「迷われずに来れましたか?」「ここまでどれくらいかかりましたか?」など当たり障りのない雑談とともに簡単に答えられる質問を挟みます。
カウンセリングに限らずに初対面の場合は、閉じられた質問から入ることをお勧めしています。閉じられた質問とは、Yes、Noなどで答えることのできるものです。あとは、「~分」とか「~から来ました」など簡単に答えられるものもよいとされています。
②共通点を見つける
次に行えるといいのが、あたり障りのない話から相手との共通点を見つけるというのがおすすめです。人は相手の共通点を見つけられると、ぐっと距離を近づけることができると言われています。
例えば、「もしかして同郷?」「出身校同じ?」「同い年?」「あの人のこと知ってる?」「趣味が同じ?」などがわかると話がそこから広がっていってなんだか仲良くなれたということはないでしょうか。
カウンセリングの場合では、そこまで共通点を探すことを積極的に行いはしませんが、話の断片から何か共通点があれば、「いいですよね」「私も大好きです」などのコメントを返すことがあります。
③相手に合わせる
あからさまに行うものではありませんが、相手に合わせるというのも仲良くなるために重要な方法だったりします。合わせるのは、会話の内容であったり、行動を合わせていきます。
例えば、相手があるものが好きだと言ったら、自分のも興味があると伝えたり、「相手が髪を触ったら、髪を触る」「飲み物を飲んだら同じタイミングで飲む」「同じ抑揚、スピードで話す」「同じ表現を使う」など様々な部分を合わせていきます。
カウンセリングでは、これらの相手に合わせる作業をジョイニングと呼び、クライエントと仲良くなっていく上では重要であると言われています。仲の良い友達同士や夫婦を見てみると、動きがシンクロしていることってありますよね。それは少しだけ意識的にやると、なんだか仲良くなるというのが3つ目の方法です。
これら3つの方法でカウンセリングでは、初回のクライエントととの関係を作っていきます。これらの方法はカウンセリングの場面だけでなく初対面の人と会う際やあまり親しくない人と親しくなる際に参考になる方法ではないでしょうか。
あまり親しくない人と親しくなるための方法!?
今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理士の筆者が、実際にカウンセリングの初回場面で使う方法から、初対面の人やあまり親しくない人と仲良くなるための方法をご紹介させてもらいました。
今回の方法を参考に、初対面の人や親しくなりたい誰かと親しくなれたらいいのではないでしょうあ。私個人的に一番、効果的な方法としては共通点を見つけるということです。この人と同じ趣味なんだ、この人と同じ出身なんだというのは、話をとても盛り上げてくれます。
このように話を盛り上げるには、普段から自分も様々なことに興味を持って知っておくことで、「ああ、それ知ってる」「それ面白いよね」というように話を深めることができるでしょう。
初対面の人と会うのが苦手という方や、仕事で初対面の人仲良くしないといけないというあなたは、まずはいろいろなことに興味を持って自分の幅を広げてみるところから始めてみるといいかもしれませんね。
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