絵を描くことであなたの心の状態がわかる描画テスト|臨床心理士が解説

絵を描くことでわかるあなたの心の状態!?

皆さん、こんにちは。

皆さん、突然ですが最近何か絵を描いたことはありますか?子供の頃はよく描いていたという人でも、最近はほとんど描いていない、もしくは全く描いていないという人がほとんどでしょう。

実は臨床心理学において、絵を描くことでその人の心の状態を把握するという方法があります。ちょっとした絵を描いてもらうだけでその人の心のエネルギー状態や心の安定性、自信の大きさなどがわかると言われています。

今回は、埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師が、そんな絵を描くことでわかるあなたの心理状態というお話です。最後にちょっとした心理テストを用意していますので、自分の心理について知りたいという方はもちろんのこと、子供の描いた絵から心理状態を見たいという方は是非ご覧ください。

絵から読み取れる心の状態

皆さん知らない人も多いかもしれませんが、実は性格や心理状態を一番簡単に知る方法として、絵を描かせるという方法がよく用いられてきました。絵は昔から様々な意味でその人の心理が表れると言われており、臨床心理学の分野でも長年研究されてきました。

そんな絵の研究から心理検査とされて、その人の心の状態を知るために使われていたり、少し実際に自分で描くというところからは離れますが、ロールシャッハテストのように絵をどのように見るかということで、その人の心の状態を把握するツールとして使われています。

そこに至るには、過去に描かれた様々な絵画からその作家の精神状態を読み取ったり、ある精神状態の時には万人に共通する絵の傾向があるという蓄積からなされています。例えば、ゴッホの絵に「カラスのいる麦畑」という絵があります。なんだか暗い感じの絵で少し嫌だなという雰囲気を感じます。

この絵はゴッホが自殺する前に描かれた絵と言われており、実は絵の状況からゴッホの精神状態を見ることができると言われています。絵に水平線がありますね。この地平線を描くのは不安感を表していると言われており、この時期の作品を順番に見ていくと、徐々に地平線の位置が上になっていると言われています。つまり、地平線(不安)が徐々に上がっていっていると考えることができると言われています。

このように絵を描くことで、その人の心の状態を把握する助けになったりするものであるというのがわかっていただけたでしょうか。あくまでも助けであるので、全面的にこういう絵を描いたらこうというのではありませんが、そのような傾向があるのかなという感じで見ていきます。

描画の心理テストへの応用

簡単に代表的な絵を描く心理テストをご紹介したいと思います。臨床心理学の現場でも使われることの多いバウムテストや人物画と呼ばれるテストをご紹介していきたいと思います。このようなテストでその人の意識化の状態、無意識化の状態を把握することができるといわれおり、よく使われています。

①バウムテスト

「一本の実のなる木を描いて下さい。」という教示に木をA4の紙に書いてもらうというものです。

木の根はその人の生命力、木の実はその人の目標の数、木の枝はその人の知性や情緒、木の葉はその人の気分や感情を表すと言われています。この他にも木を描くだけで様々な精神状態がわかると言われています。主に無意識の自己像がどのようなものかがわかると言われています。

②人物画(DAMテスト)

「一人の人の全体像を描いて下さい。」という教示に人物像を紙に書いてもらうというものです。

顔や身体をどのように描くのかということによって、その子どもの精神年齢、いわゆるIQ値がどの程度あるかが分かり、絵を描く場所や絵を描く大きさで心の状態がどのようであるかが言われています。サイズが小さい人物画を描く人は自信がないと見たり、意識している自己像がどのようなものかというのがわかると言われています。

この他にも家族画を描いてもらったり、殴り描きからイメージして描いてもらったりなど、山のある風景を描いてもらう風景構成法様々な絵を描いてその人の心理的な状態を見るものがあります。

あなたの心理がわかる心理テスト

ここまでで絵を描くことで人の心理がわかることや、心理検査として現在でも多く使われていることを紹介したところで、絵からあなたの心の状態で簡単にわかる心理テスト皆さんにご紹介したいと思います。

心理テスト

「鉛筆で自由に絵を描いて下さい。」と言われたら次のうちどの絵を描くでしょうでしょうか?

実際に紙を用意して描いてもらうとより良いかもしれません。描いた絵のうち以下の5つのどの特徴に近いかというのでみてもらっても構いません。

①円形を描く

②縦に伸びる線を描く

③水平線を描く

④垂線と水平線が交わる絵を描く

⑤円と線が交わる絵を描く

皆さん、どんな絵を描いたでしょうか?もしくは5つのどれを描くでしょうか?今回は、どんな絵を描くかであなたの隠された性格である深層心理がわかります。

診断結果

それでは、どのような絵を描いたかであなたの大まかな心理状態や性格の傾向がどのようなものであるのかを解説していきたいと思います。

①円形を描く

円形の絵を好んで描く人は、一般的にいうと、女性的で、優しく、従順で、内気、引っ込み思案などの性格的特徴をもっていると言われています。温厚で人からも信頼される傾向にあると言われています。

②縦に伸びる線を描く

垂線などの多用する直線的な絵を描く人は、男性的な性格で、自信家、自己主張が強く、合理的で理論的な考えをすると言われています。

③水平線を描く

横に伸びる水平線とか地平線を多用する人は、不安感が強く、何かにおびえていたり、強い劣等感に苛まれていると言われています。水平線が画面の上に行くほど、不安が強くなっていくとみると良いでしょう。

④垂線と水平線が交わる絵を描く

垂線が水平線が交わったり、十字になった絵を描く人は、周囲からの要求で男性的なものを否定したり、自己主張を抑えようとする心理が働いていると言われています。あるいは日々の生活の中で、精神的な何らかの圧迫感や息苦しさを覚えていることが考えられます。

⑤円と線が交わる絵を描く

円形と線形が交わった絵を好んで描く人は、何かについて葛藤していると言われています。自己主張したいのに、状況的に周りに従わないといけないとか、子どものままでいたいのに大人として生きることを強いられている場合があると言われています。あるいは本来は女性的な性格なのに、男性的な生き方をしなければならないなどと言ったときにあるかもしれません。

簡単な絵でわかる深層心理のまとめ

今回は、埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師である筆者が、絵からわかる心の状態についてお話した上で、現在も臨床心理学の中で使われる代表的な心理検査をご紹介して、皆さんの心の状態や性格がわかる心理を読み取る簡単な心理テストをご紹介いたしました。

絵を描くことによって、普段は自分の心の奥底にしまってみないふりをしていた心理がわかることがありますし、実は絵を描くことで心が浄化されるような作業もあったりします。たまには絵を描いてみるのもいいかもしれませんね。

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いしします。また、今回の心理テストで少し心配な絵の状態だった人や自分の描いた絵を心理学的に解釈して欲しいという方は是非、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご利用下さい。

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