依存症治療のプログラムCRAFT

 

皆さん、こんにちは。

 

火曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか。

 

本日は昨今、芸能界を騒がすことも多い依存症についてお話したいと思います。

依存症とは

依存症とは、特定の物質の使用や行為をくり返すことで、それが身体的、精神的になくてはならない状態になってしまうこと。

また、自分でそのものの量や回数をコントロールできずに、自身を傷つけたり、周囲を巻き込んでしまったりなど、社会活動が困難になる問題のこと。

 

種類としては以下のようなものがあります。

 

①芸能界を騒がせることの多い薬物依存

 

②ずっとお酒を飲み続けてしまうアルコール依存

 

③カジノ解禁で問題視されるギャンブル依存

 

④香川県の条例で話題になっているゲーム依存症

 

など様々な種類の依存症があるとされています。

 

このような依存症は、一人の力で立ち直ることはかなり難しく、周りの友人や特に家族の支援が大切だと言われています。

 

そんな依存症者を抱える家族のために作られた支援プログラムCRAFTというものがあります。

 

CRAFTとは

CRAFTとは、コミュニティー強化と家族訓練を意味して、Community Reinforcement and Family Training の略語で、欧米で開発されたプログラムです。

アルコール依存症や薬物依存のために作られたプログラムでしたが、ギャンブル依存症や、ゲーム依存症、引きこもり等にも活用できるプログラムとされています。

 

CRAFTのコミュニケーションでは8つのポイントがあります。

 

①私を主語にする

 

相手の悪いところを指摘するのではなく、自分が何を望んでいるのか口にする。

 

②肯定的な言い方

 

否定的な言い方は相手を嫌な気持ちにさせるため。

 

③簡潔にいう

 

何を言いたいかを明確にし、一度にまくし立てるのではなく、1つのことを言う

 

④具体的な行動に言及する

 

あいまいな言い方や抽象的なものではなく具体的行動に目を向ける

 

⑤感情に名前を付ける

 

相手に対する自分の感情に心配、悲しみなど名前をつけて気持ちを整理する

 

⑥責任を一部受け入れる

 

責任が相手にあるとしても、自分も責任を分かち合う言葉を入れる

 

⑦思いやりのある発言をする

 

相手の立場に立ち、相手側から考えた一言を添える

 

⑧支援を申し出る

 

相手を責めるのではなく、一緒に問題を解決したい姿勢を示す

 

依存症以外への利用

上記の8つが家族でのコミュニケーションを取る際に重要とされています。

 

しかし、これらの8つのポイントは実は依存症以外の家族でも不足している観点であったりします。

 

実際に、CRAFTのプログラムを実施している団体には、引きこもりを抱える家族が多く参加しているとも言います。

 

もう少し詳しく知りたいという方は書籍等にてお調べください。

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皆さんも、少し立ち止まってみて家族と上記の8つの点を注意しながら久しぶりに話をしてみるというのも良いかもしれませんね。

 

新たな家族間の結びつきができたり、家族の仲が深まり何か問題が解決できるかもしれませんよ。

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