臨床心理士が解説する過呼吸パニックになった際の対処方法!?

臨床心理士が解説する過呼吸パニックになった際の対処方法!?

皆さん、こんにちは。

今回は、過呼吸からパニックなってしまったそんな際の対処方法を皆さんにご紹介したいと思います。

もしも皆さんの周りで過呼吸パニックになってしまっている人がいたときに参考にしてもらいたい方法です。

また、自身が過呼吸パニックになるかもしれない、なったことがあるという方も是非参考にしてみて下さい。

そもそも過呼吸からのパニックとは!?

まずはじめに過呼吸からパニックになってしまうというのがどのようなことなのかをみていきたいと思います。

過呼吸とは、ストレスや不安、緊張などから息苦しさが起こり、その息苦しさがより不安や緊張を強めてしまい、呼吸が浅く苦しくなってしまうことです。

過呼吸に発展すると呼吸困難に加えて、めまいや手足のしびれ、肩のこわばりなど様々な症状が起きて来ます

過呼吸のイメージがあまりない人は、子どもの頃に悲しくて激しく泣いていると息が詰まってできなくなる、ひきつけを起こしたという経験をした方は、そのようなイメージを持ってもらうといいかもしれません。

過呼吸が起きると、本人はこのままでは「死んでしまうのではないか」と思うくらいの恐怖に感じられてしまいます。

そのような状態を見た周りの人達も慌てふためいて、どう対応したら良いかわからずに救急車を呼ぶという場合も多いかもしれません。

しかし、多くの場合は20分から30分ほどすると自然と徐々に落ち着いていきます

過呼吸の原因とは!?

過呼吸はどのような原因で起こるのかというのを見ていきたいと思います。過呼吸は、ストレスや不安、緊張、恐怖、疲れなどのきっかけによって起こると言われています。

本来は呼吸中枢によってコントロールされている呼吸が、不安や緊張によって、自発的な呼吸制御がうまくできなくなり、呼吸回数が増えていくと共に、過呼吸が引き起こされると言われています。

過呼吸と同じような症状を引き起こす別の病気もあるために、過呼吸を起こす原因が身体にないかをレントゲンや血液検査等で調べる必要があると言われています。

もしも、実際に過呼吸の症状がある方は、まずは呼吸器のある病院への受診をお勧めいたします。

また、過呼吸は10代から20代くらいの若い女性に見られることが多いですが、実は男女や年齢問わずに起こる病気であると言われています。

過呼吸が起きた際の対処方法!?

それでは過呼吸が起きた際の具体的な対処方法についてまとめみたいと思います。

①焦らずに落ち着くのを待つ

過呼吸は命に関わることではなく、時間と共に自然と落ち着いていきます。長くても30分程度で落ち着いていきますので、少し落ち着いたところに移動して、周囲は過呼吸は必ず落ち着くものであるというのを冷静に見守ることが大切でしょう。周囲が落ち着かなければ、本人が落ち着くことは難しいかもしれません。

②不安を少なくする関わりをする

本人の不安を少なくするような関わりをすることが大切です。ストレスを感じたり強い不安を感じたら、周囲の人と会話をしたりと落ち着けるといいでしょう。ガムを噛んだり、飴を舐めたりするなど、予期があったりすると良いでしょう。

過呼吸が始まったらガムや飴は誤飲の恐れがあるので出しましょう。過呼吸が起こってしまったら、周囲の人は本人の背中をさすりながら安心感を与えられるといいでしょう。

③ゆっくりと息を吐く

過呼吸になってしまうと本人は頑張って吸おう、吸おうとしてしまいます。しかし、それが逆転に吸えずに苦しくなってしまいます。そのために周りに居る人は吐くことを意識させます。吐くのは時間のかかることですので、ゆっくり吐くように意識できるといいでしょう。本人もなるべく長く吐いてから吸うということを意識できるといいでしょう。

以前はペーパーバッグ法という紙袋やビニール袋に息を入れるという方法が一般的でしたが、窒息の危険性もあるため、今ではあまり効果的なものとはされていません。

④腹式呼吸を意識する

過呼吸になると人は胸で息を吸う胸式呼吸になってしまいます。胸式呼吸では、息はあまり吸えずに息苦しい感じが続いてしまいます。そこてお腹で息を吸う腹式呼吸を意識できるといいでしょう。腹式呼吸であれば、しっかりと息を吸って吐くことができるので、息苦しさがなくなります。

また、うつ伏せに寝たり、前屈みで座ると腹式呼吸をしやすいと言われており、そのような体型を取ってみるというのも一つの手です。

⑤薬を服用してみる

過呼吸への薬としては、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬が中心です。即効性があり、不安や緊張を落ち着けてくれる効果があります。必要になったときに飲む頓服薬として処方されます。頓服薬を持っているだけで、いざという時に飲めるという安心感から、起こしにくくなるということもあったりします。

過呼吸パニックになった際のまとめ!?

今回は過呼吸とはどのようなもので、どんなメカニズムで起きるのかを解説した上で、過呼吸が起きた際の対処方法についてお話させて頂きました。

今回のまとめで過呼吸に関して皆さんの理解が深まったのでしたら幸いです。繰り返しになりますが、過呼吸には本人の気持ちを落ち着かせて、安心してもらうというのが一番の有効な方法です。

過呼吸の症状はあくまでも一時的で、気持ちを落ち着かせて呼吸を整えたら、自然と落ち着いていきます。

しかし、過呼吸が再び起きることに本人が極度に怖がり、外出できないなどの事態や、何か別の病気が疑われる場合は、是非専門家に相談してみて下さい。当相談室のオンラインカウンセリングもご利用もお待ちしています。

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