日本で一番有名な心理療法家

皆さん、こんにちは。

金曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか。

三連休初日という方も多いかもしれません。

コロナウイルス騒動もあり、本当はお花見等に行きたいけど、家で過ごしている方も多いかもしれません。

そんな皆さんにお家で読んで欲しいお話についてです。

今日は日本で一番有名な心理療法家である、河合隼雄先生について、お話したいと思います。

河合隼雄とは

日本にユング心理学箱庭療法を広めた第一人者です。

今の臨床心理士資格やスクールカウンセラー制度などに多大な尽力を尽くした人として有名です。

また、晩年には文化庁長官も務めあげられ、日本の心理臨床の地位拡大に力を尽くされました。

心理臨床学会を立ち上げたり、臨床心理士会の会長を務められたりしています。

カウンセリングの名人としても知られており、様々な名言も残しています。

本日はそんなカウンセリングの名人だとわかるエピソードと、今使える河合隼雄先生の名言をご紹介いたします。

河合隼雄は聞き名人

河合隼雄先生にこんなエピソードがあります。

河合隼雄先生が職場から出張先へとタクシーに乗っていました。

タクシーに乗るとたまにあることですが、運転手さんが話しかけてきました。

河合隼雄先生は「はあ」とか、「うん」とか、「なるほど」というあいづちを打っていました。

すると世間話をするつもりでいたタクシーの運転手はどんどん話したい気持ちが出てきて、最後にはとてもプライベートなことまで話し始めてしまったのです。

そして、あろうことか身の上話に熱中するあまり、目的地を大きく通り過ぎてしまったというのです。

この話ですごいところは、タクシーの運転手が相手が河合隼雄先生だとは知らなかったところです。

そして、河合隼雄先生も話を大きく広げようと思っていろいろ質問をしていたのではなく、ただあいづちを打っていただけというところです。

こんなエピソードからもわかるように、いかに河合隼雄先生という人が話の聞き名人だったかが分かると思います。

河合隼雄のコロナが蔓延する今使える言葉

そんな河合隼雄先生が、今のコロナウイルスが蔓延して、世の中がネガティブになっている状況にどんなコメントをするでしょうか。

河合隼雄先生が大切にしていたこんな考えあります。

クライエントが「治る」こと、より前向きに生きることができるということが大切である。

このような考えを持っていたと言われています。

カウンセリングという仕事のゴールは、確かに何か問題とされていることが治るということが第一義かもしれません。

しかし、多くの場合は他の病気と違って、きれいさっぱり治るというよりは、寛解という状態で、一緒にお付き合いしていくということが多いのです。

ここから、治るというよりも、前向きに生きるということが大切という考えに至っているのかもしれません。

この考え方は、今のコロナウイルスが蔓延している状況にも使えるかもしれません。

これだけ世界に蔓延してしまった状況で、コロナウイルスの収束というのは難しいかもしれません。

そんな今こそ、前向きに生きるという考え方がとても大切なのかもしれません。

今こそ、河合隼雄先生のこんな言葉を大切に今の世の中を乗り切っていく事がいいかもしれませんね。

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