不安な気持ちを簡単に納める方法と整理の仕方

 

皆さん、こんにちは。

 

コロナ禍でなんとなく不安でたまらない、先の見えない今になんだか落ち着かないそんな人が増えています。それは大人や子供に限らず一緒の状況で、中には不安過ぎて何も手につかないという人も居たりします。

 

今日お話するのは、どんな人でも抱えることのある不安という気持ちを簡単に納める方法と整理の仕方について心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、ご紹介したいと思います。

 

最近、不安な気持ちがやって来て落ち着かないという方はもちろんのこと、もしもあなたの周りに不安で困っている人がいるという方にも是非、読んでもらいたいお話です。

 

そもそも不安という気持ちとは!?

 

まず始めに不安という気持ちがどのようなものなのかということを見ていきたいと思います。不安な気持ちというのは、誰しも抱えている気持ちであるといっても過言ではありません。不安を全く感じたことがないという人はいないでしょう。

 

人は何か先のことで不確定要素があると不安という感情がやって来ると言われています。つまり、人は来のことを考えると人は不安に陥ってしまうということができます。

例えば、明日の発表がうまくいくかと思うと不安になりますし、コロナで自分の仕事の先行きがわからなくなると不安になりますし、自分の進路や将来を考えると不安になるという方もいるかもしれません。

 

このように不安というのは、先の見えない未来を考えるときに自然とやってくる気持ちということができます。誰しもよくわからない先のことを考えると不安になってしまうということなのです。

 

未来への漠然とした不安を抱えるという人も居れば、特定の事象が不安と感じる人も居ますが、漠然とした不安が長く続くともしかすると心の病の可能性もあるので、長く続き過ぎる不安で心配な方は、専門家へのご相談をおすすめします。

 

今回は、そんな誰しも抱えてしまうであろう不安な気持ちをなるべく簡単に納める方法と、不安な気持ちを整理する仕方についてご紹介していきたいと思います。

 

不安な気持ちを簡単に納める方法!?

 

不安がやってきたときにとりあえず今の不安をすぐにやっつける方法を皆さんにお話していきます。まずは比較的すぐに不安な気持ちを簡単に納める方法についてご紹介していきたいと思います。

 

①ゆっくりと呼吸をする

もしも不安に襲われた時は、まずやって欲しいこととしては、ゆっくりと呼吸をするということです。静かに息を深く吸い、その後静かに息を吐いていきます。吸った時間の倍の速さで吐いていくことがおすすめの割合です。

ゆっくりと呼吸をすることで、身体がリラックスして心が落ち着けることができます。さらに、呼吸に集中するというのは、今と向き合う作業なので、先のことの不安を考えないことができます。

 

②いい匂いを嗅ぐ

次に簡単に不安な気持ちを落ち着ける方法としては、何かいい匂いを嗅ぐという方法です。花や果物、石けん、アロマなど、好きな匂いをゆっくりと味わいながら嗅いでみるというのがおすすめの方法です。

いい匂いを嗅ぐと、気持ちが元気になったり、幸せな気分になったりしますよね。また、何か幸せな記憶と関連する匂いを嗅ぐと、その記憶も蘇り不安が少なくなると言われていますので、大好きな人の香りをかぐというのもいいかもしれません。

 

③安心するものを触る

次にご紹介する不安を簡単に少なくする方法としては、安心するものを触るという方法です。身近にあるペットやぬいぐるみ、毛布にくるまったり、安心できる誰かと手を繋いだりするというのがいいでしょう。

人は心地のよい柔らかさやちょうどよい温かさを感じると安心できると言われています。このような安心できるものを触ることによって、オキシトシンという幸せホルモンが出ると言われており、不安を少なくすることができるでしょう。

 

④美味しいものを食べる

これはすぐにできる時とそうでないときがあると思いますが、不安になったときにおいしいものを食べるというのも良い方法です。そんなおいしいものを食べる時は、いつもよりよく噛んで口の中の食べ物を味わいを感じると良いでしょう。

誰しもそうでしょうが、美味しいものを食べると元気が自然とやって来ます。また、噛むという反復行動によってセロトニンという心の安定に寄与するホルモンが出ると言われています。

 

不安な気持ちの整理の仕方

 

不安な気持ちを簡単に納める方法についてお話いたしました。ただ、その場で納められても不安というのはすぐにやってきてしまうものです。次に不安な気持ちの整理の仕方の具体的な方法をご紹介していきたいと思います。

 

①誰かに相談してみる

 

一つ目の方法はとしては、誰かに相談してみるという方法です。自分が信頼できる誰か、友達や家族、恋人などに相談をしてみるのです。すごく信頼できるという人はもしかするといないかもしれませんが、ある程度信頼できるかなという人に話してみるというのも手です。

 

そうすると、一人では近視眼的になっていて見えていなかったことに気が付いたり、別の視点からのアドバイスで解決が見えたりします。また、身近な他者だけではなく、医師やカウンセラーなどの専門家に話をすることも有効な方法でしょう。

 

②リラックス法を身に付ける

 

二つ目の方法は、何か自分に向いているリラックス法を身につけるという方法です。どのようなリラックス法でもよいのですが、静かな音楽を聞いたり、アロマを嗅いだり、ゆったりと半身浴をしたり、なにもしない時間を持てるというのもいいでしょう。

 

一番のおすすめのリラックス法は、瞑想をすることです。何度かご紹介しているものですが、マインドフルネス瞑想というものがあります。主に心のもやもやや頭のごちゃごちゃを整理するのに有効な方法です。具体的なやり方は以前まとめたものがあるので、そちらをご覧下さい。

 

マインドフルネス瞑想という心や頭のざわつきを落ち着ける方法を臨床心理士が解説

 

③不安を避ける

 

三つ目の方法は、不安を避けるという方法です。特定の自分を不安にする事象がある場合は、その不安を避けれるものであれば避けるのも手です。避けられるものであればどんどん避けたり、対策してみたりできると良いでしょう。

 

不安に向けて行える対策がある場合は実施してみるのも大切です。将来への不安があるならば、保険に入ったり、預金をしたり、何かの本番への不安があるならばそれへのリハーサルなどの対処を行います。

 

不安な気持ちの整理の仕方のまとめ

 

今回は、さいたま市東浦和でほんだカウンセリングオフィスを営む、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、コロナ禍で増える不安な気持ちを簡単に納める方法と不安な気持ちの整理の仕方についてまとめさせていただきました。

 

今回の方法のうち気になったもののみを実践してみるのもいいですし、全て実践してみても大丈夫です。ただ、途中でもお話しましたが、長く続く不安は一度、専門家への相談をおすすめしています。

 

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご希望の方は、お申込みページまでお進みください。

 

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