大切にしておきたい感情や忘れたい感情と上手に付き合う方法

 

皆さん、こんにちは。

 

皆さんの中に大切だけど今は少しそっとしておきたい感情はありませんか?または、あまりに強すぎるために何もできなくなってしまうために距離を取りたい感情はありませんか?

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、大切にしておきたい感情をそっと心の中にしまって、忘れたいほどの強い感情はすっきりと流す方法を皆さんにご紹介したいと思います。

 

このような感情を整理するための方法として、今回はマインドフルネスのうちツボに自分の感情を流し込むワークと、トイレの水で感情を流してしまうワークの2つをご紹介したいと思います。

 

そもそもマインドフルネスとは!?

 

ご存じない方もいるかもしれませんので、まずは簡単にマインドフルネスというものについて解説しておきたいと思います。もう知っているよという方は、この部分は読み飛ばして実際のマインドフルネスの方法のところからご覧ください。

 

マインドフルネスとは、自らの体験(現在の環境や自分自身の反応)に、まさに今この瞬間、リアルタイムに気付きをむけて、評価や判断を加えずにそのまま、受けとめて、味わい、手放すという瞑想がモデルになった方法です。

大切な点としては、今この瞬間に意識を向けるという点と、判断や評価を加えないで今の感情や考えを手放すという点ですまた、マインドフルネスを行うと、心身ともリフレッシュでき、幸福感を感じられたり、集中力がアップしたり、免疫がアップしたり、といった効果があると言われています。

 

マインドフルネスのやり方は、実は様々あるのですが、回はマインドフルネスのうちツボに自分の感情を流し込むワークと、トイレの水で感情を流してしまうワークの2つをご紹介したいと思います。

 

感情と上手に付き合うためのマインドフルネス

 

それでは、大切にしておきたい感情や、忘れたいほどの強い感情などの感情を、整理するためのマインドフルネスの方法を2つご紹介していきたいと思います。

 

①壺に自分の感情を流し込むワーク

まず初めにご紹介するのは、壺のイメージを使ったマインドフルネスのワークをご紹介したいと思います。イメージしたカラの壺に大切にしておきたい感情をそっとしまっておき自分の傍らにおいておき感情と距離をおくというワークです。具体的にはいかのような手順で行っていきます。

 

(手順)

①まずは楽な姿勢で座ります。なるべくなら心が落ち着ける場所がおすすめです。

②呼吸に少しの間、集中します。ゆっくりと吸って吐いてを繰り返します。

③自分の気持ちを入れたいような壺をイメージしています。

④イメージした壺をのぞき込んでそこに自分の気持ちを入れていきます。

⑤実際に詰めたい気持ちを言葉にしてもいいですし、息を吐き入れてもいいでしょう。

⑥十分に注ぎこんだら蓋をして、そっと自分のわきに置いておいたり、置いておきたいところにしまうイメージをします。

 

なかなか壺をイメージできないという方は、インターネット等で壺を調べてみて今の自分の気持ちを入れたいぴったりのものを探してみるというのがいいでしょう。誰かとの別れ、悲しみなど、持っているのはつらいけど自分から切り離したくないような気持の時にやってもらうとよいワークです。

 

また、多くの流し込みたい感情があるという人は大きめの大容量の壺をイメージした方がいいかもしれません。そんな壺が満杯になったらしまっておくのもいいでしょうし、もうその感情がいらないものであれば、そっとイメージの中で海や川に流してしまってもいいかもしれません。

 

②トイレの水で感情を流してしまうワーク

次は、トイレの水で感情を流してしまうマインドフルネスのワークというのをご紹介したいと思います。これは実際にトイレのレバーやセンサーを反応させて自分から離したい感情を水を流してしまってもいいですし、水がもったいないなという方はイメージでトイレの水に流れさせていいかもしれません。具体的には以下のように行っていきます。

 

(手順)

①まずはあなたの落ち着くトイレを見つけて場所を決めます。

②呼吸に少しの間、集中します。ゆっくりと吸って吐いてを繰り返します。

③流してしまいたい感情をトイレの便器に吐き出していきます。

④実際に言葉で言ってみてもいいですし、イメージで便器の中に流したい感情を置いていく感じでも大丈夫です。

⑤トイレの便器にたまった感情を流してもよくなったら、レバーやセンサーを作動させてながしてしまいます。

⑥少し流れていくところを見て余韻に浸ったらおしまいです。

 

このワークは出先で何かあった嫌な気分をすぐにでも手放したいときに少しトイレの個室に入って気軽にできるワークです。嫌な気分と共に用も足してしまえば、体から排出したいものがいっぺんに出せて、一石二鳥かもしれません。

 

このワークのいいところは実際に流してしまうということができるので、自分のところにとどめておきたくないような、すぐにでも流してしまいたい感情などに効果的だったりします。新幹線や飛行機のトイレなど勢いよくスッと流してくれるトイレで行えると、勢いがよくてすっきり流せるかもしれませんね。

 

感情と上手に付き合うためのマインドフルネスのまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が、「壺に自分の感情を流すワーク」と「トイレの水で感情を流してしまうワーク」という2つの感情と上手に付き合うためのマインドフルネスの実践方法をご紹介いたしました。

 

大切な人との別れによる悲しみなど、自分の中で大切しておきたいけど、今は生活していくたいめに必要がないという感情は「壺に自分の感情を流すワーク」を使い、誰かに嫌な気持ちされたなど、自分から早く引き離していつもの冷静さを取り戻したいというときは、「トイレの水で感情を流してしまうワーク」を使えるいいかもしれませんね。

 

今回のまとめに関する疑問や感想はコメント欄までお願いします。また、当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご希望の方は、以下よりカウンセリングのお申込みページまでお進みください。

 

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