心の回復力であるレジリエンスを身につけるための10の方法!?

 

皆さん、こんにちは。

 

皆さんレジリエンスという言葉をはご存知でしょうか?レジリエンスとは、困難な体験から回復する力を意味するもので、ストレスとは反対の意味の言葉です。

 

このレジリエンスは実は誰でも持っているものですが、その強さは個人差があると言われています。今回は、そんなレジリエンスの強さを引き出すための10の方法として、アメリカ心理学会がまとめたものを皆さんにご紹介していきたいと思います。

 

そもそもレジリエンスとは!?

 

まず始めにもう少しレジリエンスについてどのようなものなのかの見ていきたいと思います。

 

私達は、ストレスやネガティブライフイベントによって大きな影響を受けて、心身の健康を損ねたり、時には長期にわたって健康を取り戻せない状況に陥る可能性があります。

 

今年で言えば、コロナウイルスによる様々な影響を受けて、中には心身の健康を損ねたり、今でも健康を取り戻せない人も居るかもしれません。

 

しかし、今回のコロナウイルスが良い例ですが、同じようなストレスを受けても、問題なく生活を送れている人も居れば、今上げたように心身共に健康を害してしまう人がいます。

 

このようなストレスに対する個人差を明らかにするために導入されたのが、レジリエンスという概念です。

心理学では、レジリエンスを「困難で脅威的な状況にもかかわらず、うまく適応する過程、能力、および結果」と定義されています。

 

こんなチカラであるレジリエンスを持っていると、少しだけ他の人よりもへこたれなくなったり、少しだけ他の人よりも困難な状況をうまく乗り越えたりできるかもしれません。

 

レジリエンスを身につけるための10の方法!?

 

それでは今ご紹介したようなレジリエンスを身につけるための方法として、アメリカ心理学会がまとめている10項目を皆さんにご紹介していきたいと思います。

 

今回ご紹介する10項目は、心理的な回復に必要と考えられる要素が具体的に記されており、認知行動療法や人間性心理学、ポジティブ心理学、ストレス科学などの知見が統合されて方法されています。

 

①人間関係を構築すること

家族や友達、重要な他者との間の良好な関係を築くことが大切と言われています。あなたをケアしてくれる人や、あなたの話に耳を傾けてくれる人からの援助を受け入れることは、レジリエンスを増大させると言われています。日頃から繋がりを作っておくことが大切でしょう。

 

②危機を乗り越えられない問題として考えないこと

ストレスに満ちた出来事自体を変えることはすぐには、できないかもしれません。しかし、出来事の解釈であったり、その反応であったり、工夫をすれば今の状況であっても変えることができるかもしれません。このように思うことが大切と言われています。危機は必ず乗り越えられると思うことが大切でしょう。

 

③変えられない状況を受容すること

変えられない状況を受容すれば、変えられるであろう状況にも注意を払うことができるようになると言われています。どうしても変えられない部分というのはあります。そこをある程度受け入れるというのも大切でしょう。

 

④目標を立てて、それに向かって進む

例え小さなことでらあっても、定期的に何かを行い続ければ、最終的な目標を達成できると信じて、少しずつ進んでいくことが大切と言われています。小さな目標であっても少しずつ前に進んでいくことが大切でしょう。

 

⑤断固とした行動をとること

問題やストレスから逃避することなく、困難な状況でも断固とした行動をとることによって、帰って解決は近づくことがあると言われています。断固とした強い行動を取ることも時には大切でしょう。

 

⑥自己発見の機会を探すこと

努力してもどうしてもうまくいかないことはあります。そのような場合でも、自分自身について何かを学び、成長する機会には必ずなると思い、探すことが大切と言われています。新たな自分を発見することも大切でしょう。

 

⑦肯定的な視点でムリをせずに出来ること行うこと

問題解決に関する自信を深めていくことは、レジリエンスを身につけることにつながると言われています。自分を肯定的に捉えていき、自信を持って進んでいくことが大切でしょう。

 

⑧長期的な視点を維持すること

苦痛に満ちた出来事に直面しても、できるだけ幅広く長期的な視点をもつように心がけることで、レジリエンスを身につけられると言われています。へこたれそうな場面でも長期な視点を持つことが大切でしょう。

 

⑨希望的な見通しを維持すること

物事や出来事を楽観的に考えて、希望を視覚化していき維持することが大切だと言われています。希望的な見通しを持ち続けることが大切でしょう。

 

⑩自分自身を大切にすること

自分の希望や感情に注意を払い、楽しくリラックスできる活動に参加することで、レジリエンスの強さを引き出せると言われています。自分自身を大切にしながら戦っていくこのことが一番大切でしょう。

 

アメリカ心理学会がまとめたものなので、ちょっと訳が直訳的で分かりにくいものもありかもしれませんが、この10項目がレジリエンスを身につけるためには必要だと言われています。

 

レジリエンスを身につける10の方法のまとめ

 

今回は、心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、心の回復力であるレジリエンスを身につけ、強さを引き出すための10の方法として、アメリカ心理学会がまとめた方法をご紹介いたしました。

 

今回のまとめを参考に何か困難な状況に直面した時や、乗り越えるのが大変な状況に陥った時に、心の強さを引き出すヒントとして使ってみて下さい。

 

今回のまとめに関する質問や感想がありましたらコメント欄までお願いします。また、今まさに大変な困難な状況や辛い状況にあり、自分のレジリエンスを引き出す方法を専門家と一緒に考えたいという方は、当相談室のカウンセリングをご利用ください。

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