不機嫌な気持ちの時に使えるとっておきの対処方法!?
皆さん、こんにちは。
本日は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、不機嫌な気持ちを抱えているときの対処方法を皆さんにご紹介したいと思います。
最近、不機嫌でつい周りに当たり散らしてしまっている、不機嫌な自分が嫌になるなど、不機嫌な気持ちを抱えている人に読んでもらいたいお話になっております。それでは不機嫌に関する心理学を皆さんにお届けしていきたいと思います。
そもそも不機嫌な感情とは!?
不機嫌な気持ちへの対処方法と話していく前に、不機嫌な気持ちというのがどのような感情なのかを見ていきたいと思います。
不機嫌という感情の役割としては、何か今の状態が思うようにうまくいっていなかったり、何か自分の心に引っかかっていたり、今は本来の自分でないというサインの表れと言われています。
実際不機嫌になるきっかけは様々でしょう。例えば、お子さんが言うことを聞いてくれずに不機嫌になったり、些細な口論からその日一日不機嫌になったり、部下を叱って気持ちがおさまらずに不機嫌になってしまうこともあるでしょう。
また、女性の場合は、生理周期などにより不機嫌になりこともあるかもしれません。(あまりにひどい場合には婦人科等への相談も有効かもしれません。)
つまり、不機嫌という感情は、生理的な要因によるものや他者によるものなどで、本来持っている自分の力を発揮できていないサインということができます。
不機嫌な気持ちへの対処方法
それでは、そんな理想とのずれによって生じてくる不機嫌な気持ちへの対処方法をご紹介していきたいと思います。
①自分の不機嫌に気づく
始めは自分の不機嫌な状態というものに気づく必要があります。不機嫌というのは知らず知らずの間になってしまっているものです。
対処法の一歩目としては、そんな不機嫌な状態というのに気づくということです。そして、同時に今の自分は本来の力が出せている自分ではないんだと認識してみて下さい。
また、不機嫌になっている理由というのも思い巡らせてみると良いでしょう。理由が明確な場合いいのですが、理由がわからずになぜだか不機嫌というのは、実はうつ病等の心の病気のサインの可能性もあります。
②不機嫌な経験を書いて勇気づける
①で不機嫌な状態に気が付けたら、なぜ不機嫌な状態になっているのかと記録に付けてみるのもいいでしょう。
そして、記録とともに「つらいのに頑張ったね」「これはしんどい思いをしたね」とその不機嫌になってしまった体験を共感し、自分を勇気付ける言葉を後に続けると良いでしょう。
記録しておくことで、自分の不機嫌のバイオリズムが明らかになる場合もあるので日付や曜日、時間帯も書いておけると良いでしょう。もしも、バイオリズムがわかったら次その日が来る時に対策が立てれるかもしれません。
③呼吸法や軽作業など今を意識する
不機嫌な気持ちというのは、過去の何かが引っかかっていたり、引きずっている状態ともいうことができます。
誰かに叱られて不機嫌になっていたり、うまくいかなくて不機嫌になっていたり、ケンカで不機嫌になっていたり、気持ちが過去にあるのです。
すなわち、呼吸法や軽作業などの今を意識できることで不機嫌が治ることも多いのです。
④好きな行動をする
③の方法をさらに進めて行き、不機嫌なときは好きな行動をするというのもいいでしょう。
自分の好きな音楽を聴いたり、好きな映画を見たり、散歩をしてみたり、好きな行動をすることを心掛けると良いでしょう。
また、やりたくないようなことは先送りして不機嫌でない時に回してあげる方が良いかもしれません。ただ、先回しによって不機嫌になるタイプの人は、逆に早めに片づけて、好きなことの時間を多くとる方がいいでしょう。
⑤人との距離を取る
不機嫌な人が近くにいるだけで周りも嫌な気分になりますし、不機嫌な当人も実はいい気分もしないものです。
不機嫌な時は、相手の領域を尊重して、お互いの時間や空間を大切にしていくということが重要でしょう。
ただし、不機嫌な時に邪険にされたとそれで怒り出したり、より不機嫌になる人もいるので、その人のタイプごとの対応は重要でしょう。
⑥自分への「~すべき」を手放す
不機嫌な人の頭に中にあることが多い思考としてあるのが、「~すべき」というような考え方です。
この頭の中のべきが多くなりすぎると生きにくくなると同時に自分への周りへもいらいらしていき、不機嫌になっていってしまいます。
つまり、このべきという思考から距離をおいて、少しどっしり構えてみたり、柔軟に捉えてみたりと寛大になれると良いでしょう。
不機嫌な気持ちの時への対処方法のまとめ
今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、不機嫌な気持ちへの本人の対処方法と、周りの人の対処方法も含めて6つご紹介いたしました。
不機嫌な気持ちはどうせだったらなりたくないものです。しかし、生活していると、どうしても不機嫌な気持ちになる事態というのに頻繁にであうかもしれません。
そんな不機嫌な気持ちになったとしても、今回ご紹介したような方法で、ご覧になって下さった皆さんが、少しでも不機嫌から早く解放されたり、手放せればよいと考えいています。
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