頼み事や交渉に役立つ社会心理学のテクニック②

 

皆さん、こんにちは。

 

本日は昨日に引き続き、頼み事や交渉に役立つ社会心理学のテクニックについてご紹介したいと思います。

 

同僚や部下、上司、取引先、クライアントなどに何か承諾した欲しい時など、ビジネスの場はもちろんですが、それ以外にも家族や友人との何か約束を取り付ける際など、日常場面にも使えるかもしれない方法を集めてみました。

 

本日は昨日に引き続き4つ、今日はあまり有名ではない方法の方を中心にご紹介したいと思います。

⑤イーブン・ア・ペニー・テクニック(ごうごく小さい条件を提示する)

 

イーブン・ア・ペニー・テクニックとは、心理的ハードルを極端に下げて、相手に依頼することを言います。

 

例えば、街角のアンケートをお願いされた時に、ほんの30秒だけお願いしますと言われると、30秒くらいならばいいかと思ってアンケートに答えてしまうというもの。

 

この場合、30秒以上たったとしても嫌な顔をされない場合が多いとされています。

 

このようにすごく心理的なハードルを下げて依頼するというもので、営業やもしかするとナンパ等で使うと有効な方法かもしれません。

 

⑥片面呈示と両面呈示(デメリットをつたえる)

 

メリットだけを提示する片面呈示と、デメリットも呈示する両面呈示というものがあります。

 

例えば、高性能の家電を売るときにいい面だけを伝えるのが、片面呈示、高性能の家電だが電気代が高いなど悪い面も伝えるのが

 

相手がある事柄に対して、あまり知識を持っていない場合には、片面呈示が有効ですが、あとからデメリットをしてクレームにつながることがあります。

 

相手がある事柄に対して、知識が豊富な場合には、両面呈示をすることで、信頼を置いてもらえるかもしれません。

 

一般的にはクレームに繋がりにくく、信頼も得られるため、両面呈示の方が良いと言われています。

 

⑦ザッツ・ノット・オール・テクニック(おまけでお得アピールする)

 

ザッツ・ノット・オール・テクニックとは、おまけ商法とも呼ばれるもので、おまけをつけることによって、心理的なお得感を演出する方法です。

 

例えば、テレビショッピングでメインの商品を説明した後に、今ならこれも特典として付きますというようにつけて、お得感を出すのがこれに当たります。

 

このように後から、おまけを出すことによって、よりお得感を感じることができるというものです。

 

ついついテレビショッピングや実演販売であとからおまけが付くと、買いたくなってしまったりしますよね。

 

⑧ランチョン・テクニック(飲食中に相手に交渉をもちかける)

 

ランチョン・テクニックとは、飲食をしながら相手と交渉をするという方法です。

 

おいしい食事や飲み物によって、相手の気持ちが緩み、話の内容をポジティブに受け取るような効果があったりします。

 

例えば、何か交渉事や会談をするときに相手の好きな食べ物や飲み物を調べて、そこで行うとスムーズに進むかもしれません。

 

このように食事の場というのは何かを話すというのにもよいため、当然、家族で話し合うなどという場合も良いかもしれません。

 

ただお酒を飲んでの席では、お酒が回る前に交渉をしておかないと、話がなかったことになってしまうかもしれません。

 

頼み事や交渉に役立つ社会心理学のまとめ

 

昨日に引き続き本日は4つの頼み事や交渉に役に立つ、社会心理学のテクニックをご紹介いたしました。

 

今回ご紹介した8つの方法はあくまでもテクニックに過ぎません。

 

人が頼み事や交渉を成し遂げるにはその人の人間性や粘り強さの方が大切であるという研究もあったりします。

 

人間性や粘り強さに加えて今回のテクニックを上手に使うことが頼み事や交渉をする際にプラスに働くかもしれません。

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