臨床心理士が教えるオンラインカウンセリングの可能性!?

オンラインカウンセリングの可能性!?

皆さん、こんにちは。

コロナ禍で必要性が進められてきたオンラインによる活動ですが、カウンセリング場面においてもオンラインカウンセリングが増えてきました。

当相談室でも、オンラインカウンセリングを中心にカウンセリングを提供していますが、そんなオンラインカウンセリングの良い点と悪い点から、可能性に関してお話したいと思います。

オンラインカウンセリングを受けてみたいけどどうだろうという方や、オンラインカウンセリングに切り替えてみたいと考えている方は読んでみて下さい。

そもそもオンラインカウンセリングとは!?

そもそもオンラインカウンセリングというものがどのようなものなのかというのをご紹介したと思います。

ここで言うオンラインカウンセリングとは、LINEビデオやGoogle Meet、ZOOM、Skypedなどを代表とされるツールを使って、インターネットを介してお互いの映像をリアルタイムで見ながら行う会話のことです。

オンラインカウンセリングは、新型コロナウイルス感染症防止のために通常の対面カウンセリングができなくなったがために、注目されてきた手段で、オンラインカウンセリングは、一般的な対面カウンセリングの代替手段として位置づけられてきました。

しかし、東京大学で臨床心理学者の下山晴彦先生は、オンラインカウンセリングは、対面カウンセリングの代替ではなく、新しい次元の相談形態とみることが正しいと言われています。

そんな新しい次元の相談形態であるオンラインカウンセリングのメリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。

オンラインカウンセリングのメリット

①相談室まで行く必要がない

対面のカウンセリングにおいては、相談室まで赴かないといけないわけですが、オンラインカウンセリングでは、当然のことですが、そこまでいかずに受けられます。また、交通費も節約できたりもするため、時間的にも場所にも制約が少ないということです。

②カウンセリングにおける対等性

ZOOMを使ったカウンセリングでは、画面上に対等に表示されるので対等性が保たれます。通常のカウンセリングでは、カウンセラーが上で、クライエントが下という形が生まれがちですが、画面上で並列に並ぶことは対等に話をできる要素を増やすことができます。

③安心安全の可能性が高い

実際に対面するカウンセリングでは、男性と女性など異性で相談をする場合に密室での怖さというものがあるかもしれません。しかし、オンラインカウンセリングでは、そのような可能性がないので、安心安全の元でカウンセリングに臨むことができます。

④自分自身の姿が見える

通常の対面カウンセリングでは、自分の姿というのが見ることはできませんが、オンラインカウンセリングでは、カウンセラーもクライエントも自分の姿を見ることができるのはいい点かもしれません。

⑤コミュニケーション重視

対面のカウンセリングでは、深層心理を理解するような非言語的な部分を重視するタイプのカウンセリングを行うことができますが、オンラインカウンセリングでは、コミュニケーションを重視するカウンセリングができます。

オンラインカウンセリングのデメリット

①パソコンが弱い方への配慮が必要

オンラインカウンセリングでは、どうしてもパソコンなどの機器への理解や経験が十分ではないとできないことがあるでしょう。不慣れな人や高齢者などはもしかするとオンラインカウンセリングをうまく実施することは難しいかもしれません。

②信頼関係を築くのが難しい

対面のカウンセリングでは、会っているがゆえにカウンセラーとクライエントの双方がどのような人ということが比較的に短い時間にわかることが多いですが、オンラインカウンセリングではその時間が多くかかる場合があります。

③面接室ではわからない日常がわかる

バーチャルな背景を使う等の方法はありますが、画面上から自分の生活が垣間見られるということもあります。しかし、カウンセラーとしては、日常の様子からクライエントの状態を見立てるヒントを得ることができます。

④体験や心を重視したカウンセリングが難しい

オンラインカウンセリングでは、どうしてもコミュニケーション重視のものになってしまいます。すなわち、体験過程を重視するカウンセリングや心へ強く働きかけるカウンセリングを行うのは難しいかもしれません。

⑤同居者が居る場合に受けるのが難しい

オンラインカウンセリングでは、同居家族が居る場合、自分の部屋があればそこで出来ますが、自分の部屋がないとどこでやるべきかという問題が出てきます。また、自室であっても同居家族が部屋に入って来る可能性が付きまといます。

オンラインカウンセリングの課題とまとめ

まだ始まったばかりのオンラインカウンセリングなので、良い点だけではなく悪い点もまだ多くあり、今後の課題となるところも多いでしょう。

また、一番の課題としてあげられることとしては、オンラインカウンセリングのトレーニングを受けていない専門家が多いことです。

臨床心理士・公認心理師と呼ばれるカウンセリングの資格を得ている人でも、その資格取得過程でトレーニングが組み込まれていないため、実施している専門家もみな手探り状態ということが言えるでしょう。

つまり、皆さんがオンラインカウンセリングを受けたいと思う方は、その専門家がどの程度オンラインカウンセリングに精通しているかを知る必要があるでしょう。

皆さんも今回のオンラインカウンセリングの良い点と悪い点を踏まえて、それでもオンラインカウンセリングを受けたいと思えたら、是非オンラインカウンセリングを受けてみてはどうでしょうか。

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