寂しい時の原因と癒し方をカウンセラーが紹介する

 

皆さん、こんにちは。

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリングを行う、心の専門家である臨床心理士・公認心理師である筆者が教える寂しい気持ちを癒すとっておきの方法をご紹介したいと思います。

 

今まさに寂しい気持ちに苛まれている人、あなたの周りに寂しさを抱えて辛い状態の人が居るという人に役立ててもらいたい記事になっています。それでは、寂しい気持ちを癒すとっておきの方法についてのお話を始めたいと思います。

 

そもそも寂しい気持ちとは!?

 

皆さんは、寂しいという気持ちにどういう時になるでしょうか。恋人と長い間会えない時や一人で長い時間居る時でしょうか。寂しい時の原因とはどのようなものなのでしょうか。

一般的に寂しい=孤独というように思われていることが多いですが、孤独な状態にある人が皆、寂しさを感じているかと言われると違ったりもします。また、周りは賑やかでもどこか自分が受け入れられていないような場ではやはり寂しさというのを感じたりするものです。

 

人間は人と人とのつながりの中で生活して、生きています。そんな「つながり」を感じられなくなる時に人は寂しさを感じるのです。

 

このつながりの中で特に大切なのが、近くに居るという外的なつながりではなく、内的なつながりです。内的なつながりとは、距離としては離れていても、信頼しあえている状態や、安心しあえている状態、自分自身を受け入れてもらえている状態のことです。

 

寂しさの正体は、この内的なつながりが十分に感じられていない状態と言い換えることができるでしょう。そして、実は外的なつながりをいくら求めても寂しさは多少は紛らわせても、寂しさをなくすことはできないのです。

 

寂しい気持ちを癒す方法とは!?

 

寂しさの正体が内的なつながりが十分に感じられていないためであると先に説明させてもらいました。次に、そんな寂しさを癒す、つながりを作っていく方法についてお話したいと思います。

 

①誰かに何かを与える

 

一つ目にご紹介する寂しさを癒すために、つながりを作っていくための方法としては、誰かに何かを与えるというものです。

寂しい、自分は世界一不幸だと感じている人は、寂しさを埋めてくれるものや人を探そうとします。しかし、埋めてくれるものはあくまでも一時のものであることが多く、すぐにまた別の寂しさを埋めてくるもの、寂しさを紛らわせてくれるものを探し始めます。

 

このような満たされない寂しさの悪循環から抜け出す方法は、欲していた自分から与える自分へと変わっていくということです。

 

具体的な方法としては、少額であっても何か自分が支援したいと考える団体に寄付をしたり、お世話になっている人にプレゼントを送ったり、住んでいる近くの掃除をしてみたりと言ったことです。

 

本当に些細なことでいいので、寂しいと感じるときこそ、自分ができることを誰かにしてみて下さい。してみることで、そこに自分発信のつながりができていき、それが回りまわって寂しさを癒してくれる結果へとつながります。

 

②自分の心を開いて話す

 

二つ目にご紹介する寂しさを癒すために、つながりを作っていくための方法としては、自分の心を開いて話すというものです。

寂しさを感じているという人に多いのが、実は自分の心を隠して生きてきたといった人です。なぜ隠してしまうかというと、自分の心をさらけ出してしまい、外的なつながりが切れてしまうのが怖いからです。

 

しかし、いつまでも自分の心を閉じていると、結果として寂しさを癒すことにはつながらないことになります。そこで大切なのが、自分の心を開いて、話をしてみるということです。

 

始めのうちはもしかすると、自分の心を開いて話をするというのがよくわからないかもしれません。思っていることや感じていることを相手に正直に話をしてみると、そこは心地よい会話の空間とかします。これは、近年注目されていくオープンダイアローグという開かれた対話というのに近い方法で、腹を割って話をすることできずなやつながりをより強いものにして、結果として寂しさを癒していきます。

 

③魔法の3つの言葉を使う

 

三つ目にご紹介する寂しさを癒すために、つながりを作っていくための方法としては、魔法の3つの言葉を使うという方法です。

上記の何かを与えて、心を開いて話をした上で、つながり続けるために大切な方法として、この三つ目の魔法の3つの言葉を使うという方法があります。人と人とがつながり続けるためには、相手への配慮や感謝という気持ちを伝えることがとても大切です。そんな相手への配慮や感謝を伝えるものが魔法の3つの言葉です。

 

具体的には「ありがとう」「助かる」「嬉しい」というこの3つの言葉がつながりを維持するための言葉です。これはアドラー心理学という心理学において、良好な人間関係を築くための言葉として紹介されている3つの魔法の言葉で、これをことあるごとに使うことが大切であるとされています。

 

この3つの言葉を使うことによって、内的なつながりを維持していくことができて、寂しさを感じずに癒していくことができるのではないでしょうか。

 

寂しさを癒すとっておきの方法のまとめ

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区東浦和でカウンセリングを行う臨床心理士・公認心理師の筆者が、寂しさを癒すためのとっておきの方法として、3つのステップでの方法をご紹介させて頂きました。

①誰かに何かを与える

②自分の心を開いて話す

③魔法の3つの言葉を使う

 

今回は対処できる寂しさに関して、内的なつながりを作っていくことによって癒していくという方法でした。しかし、実は対処できない寂しさ、感じるしかない寂しさというにもあります。

 

例えば、子どもが結婚して自分の元から巣立っている寂しさ、部下が起業して去っていく寂しさなどは、喜びと同時に感じている寂しさだったりもします。

 

このような寂しさに関しては、自分は今寂しさを感じているな意識しているだけで大丈夫です。この寂しさは時間と共に薄らいでいき、また別の喜びとなる場合がほとんどです。つまり、このような寂しさは一緒に過ごしていくうちに、時間が解決していってくれます。

 

今回のお話を読んで頂いて、寂しさを感じている人に少しでも寂しさを癒すためのヒントとしてもらえたら幸いです。今回、ご紹介したような方法でもうまくいかない、私の寂しさはこのようなものでは癒せないという方は、当カウンセリングオフィスのカウンセリングで相談してみて下さい。一緒に寂しさの癒し方について考えられるかもしれません。

 

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