心と身体整えるマインドフル・イーティングとは
皆さん、こんにちは。
火曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか。
日々コロナウイルス関連のネガティブなニュースが絶えませんね。
どうしても在宅ワークや休校が長く続き、家で過ごすことが多いと、日々の運動量が減っていて、ストレスで体重が増えてしまったという方も多いかもしれません。
そんな人たちに、今回は、ストレスも軽減でき、食べすぎも抑えられるかもしれない、マインドフル・イーティングという方法をご紹介したいと思います。
マインドフルネスという主に呼吸を重視した瞑想方法を食べ物を食べる際に用いるという方法で、食への新たな気づきや、ストレス低減、免疫力アップなどの効果が言われているものです。
家に居すぎて少し煮詰まってしまったなというそんな時にやってもらいたい方法です。
マインドフル・イーティングとは
私たちがものを食べる時に味わうという行為は、実は口の中に限ったものだけではありません。
目で料理を楽しみ、時には音を聞き、鼻でにおいをかいで、手で感触を味わうこともあるかもしれません。
このように食べるという行為は五感を使って味わう行為ということができるのです。
時にじっくり観察しながら食べてみると、普段食べているものの、見逃している側面に気が付くかもしれません。
このように五感を使って注意深く食事をとるというのが、マインドフル・イーティングと言います。
実際に行った人の多くが、いつもの半分くらいでお腹がいっぱいになるなどの感覚や気づきを得られるようです。
また、人によっては空腹時のイライラやストレスからお腹いっぱい食べるということを防ぐことができると言われています。
マインドフル・イーティング実践
それでは実際のマインドフル・イーティングの方法について見ていきましょう。
①目の前の料理をじっくり観察して、目で味わいます。
料理の色合いやツヤ、器とのコントラスト、湯気の立ち具合いまで細部まで観察します。
②箸やスプーンで取り上げて、匂いを感じてみます。
匂いの成分の中にどんなものがまざっているのか、持ち上げたときの重みや素材の感じも味わいます。
③いよいよ口に含んでいきます。
すぐには噛まずに、舌触りや口の中で広がる味、鼻に抜けるかすかな香りを楽しんでいきます。
④ゆっくりと噛み始めて、あふれる味わいを感じていきます。
その際の触感や噛んでいく度の変化、音などにも集中して楽しみます。
⑤匂いや音、味の変化を感じながら、噛み進めます。
噛み進めながら喉を通過する感覚と共に一口を終えます。
このような流れで、丁寧に五感を使って食べ物を味わっていくというのがマインドフル・イーティングという方法です。
マインドフル・イーティングのまとめ
始めは上記のように実践すると言われると少し面倒な気がするかもしれません。
しかし、実際にやってみると穏やかな時間を過ごすことができることに驚くかもしれません。
ポイントしては、孤独のグルメの松重さんように一人で様々な面から料理を捉えて、心の中でつぶやくことです。
周りに誰かいるとなかなか上記のようにゆっくりと味わうことは難しいかもしれません。
しかし、周りに誰かいても一人の世界に浸ることでできる部分もあるかもしれません。
皆さんも少し時間があるとき、マインドフル・イーティングによって、食事量を整え、心の調子と身体の調子の両方を整えてみてはどうでしょうか。