こころの二次災害を起こさない愚痴の大切さ!?
皆さん、こんにちは。
土曜日の夜をいかがお過ごしでしょうか。
東京ではコロナウイルスから外出自粛要請を受けて、家に困って過ごしている方も多い週末かもしれません。
皆さん、コロナウイルスへの様々な状況に関して、いろいろモノ申したいことが溜まってきたころではないでしょうか。
例えば、日本政府や都道府県知事のやり方がよくない。
例えば、マスクが全然買えない状況をどうにかしてくれ。
例えば、遊ぶ場所がなくて自粛ムードはもううんざりだ。
例えば、株価でかなり損をしてしまった。
このように思うようなところは様々あるかもしれません。
皆さんそんな思いをちゃんと言葉にしていますか?
つまり、愚痴を誰かに言ってたり、SNS等でつぶやいたりしているでしょうか。
いろいろ思っていることや考えていることや感じていることをちゃんと言葉にすることは、実はとても大切なことなのです。
実はこのように愚痴を言っていないと、場合によってはこころの二次災害という状態に陥ってしまうことがあるのです。
こころの二次災害とは
何かこころが疲弊するような状況や、こころに負担のかかるストレス状態があったときに、世間からほめられるような聖人君主的な対応を続けていて、自身の思いや気持ちを押し殺して居る状態で起こるのが、こころの2次災害です。
こころの二次災害の状態が長くなると、孤独感や不安感が高まり、最悪の場合、死にたくなってしまったりという状態が起こる可能性があるのです。
自分の感情を押し殺していたり、周りを気にしてかっこを付けた対応をしていると起きる可能性があるのが、このこころの二次災害ということになります。
コロナウイルスのような未知のものが蔓延していて、様々なストレスがかかっている時は、不安に思ったり、それを怒りに感じたりして当然です。
その気持ちに気付き、表現しない方が場合よっては大変な事態が起こることもあるのです。
心の専門家もこころの二次災害を起こさない対策をしている!?
筆者もカウンセリングを生業にしていますが、他者の心に関わるような仕事をしていても、その話を聞いた結果、消耗して自身がこころの二次災害を被りそうになることもあります。
そのような、心の専門家が他者から聞いた話で、こころの二次災害を起こさないようにどのようにしていのでしょうか。
ズバリ、先ほどから述べているように、感じたことや思ったことを含めて、そのことを話したり、表現するのです。
心の専門家の場合は、例えば、その相談施設の職員同士で話を共有したり、上級の心の専門家にスーパーバイズという形で言葉にしたりするのです。
また、アメリカの著名な心理カウンセラーは、カウンセリングのセッションが終わった後に、そのクライエントの愚痴をめちゃくちゃ言いまくるという人もいるということを聞いたことがあります。
このように、心の専門家であっても、愚痴を言ったり、言葉で思いや考えを表現することは重要で、これはこころの二次災害を引き起こさないために重要とされています。
皆さんも、是非、今のようなどうしてもストレス過多になってしまいそうな状況こそ、聖人君主と化さずに、今思っている愚痴や思いを信頼できる他者や、場合やSNSを含めて表現してみてはどうでしょうか。