心を整えるには身体の使い方を工夫してみる!?

 

皆さん、こんにちは。

 

今回は、埼玉県さいたま市でカウンセリングを行う心の専門家であり臨床心理士・公認心理師の筆者が心を整えるための身体の使い方の工夫についてお話したいと思います。

 

心を整えるにはいろいろな方法がありますが、実は身体の使い方を工夫してみることがその近道だったりするのです。心を整えるにはまずは身体へのアプローチが大切ということです。

 

最近、心に余裕がないなという人だったり、最近自信がないという人だったり、意欲がわかないという人は是非お読み下さり、実践できそうなものは実践してみて下さい。

 

心と身体の繋がりについて!?

 

皆さん、心身一如という仏教用語をご存知でしょうか。心身一如(身心一如)とは、心と身体は繋がっていて切っても切り離されないものであるという考え方です。

 

皆さんも心の調子が良くないと、身体の調子が悪くなってしまったり、身体の調子が良くないと、心の調子が悪くなってしまったりしたことはないでしょうか。

何となく嫌なことがあってちょっと凹んでいたら風邪を引いてしまったり、なかなかお腹の調子が良くならないと思っていると、イライラしていて気持ちも落ち着かなかったり、これがまさに心身一如と言える状態です。

 

しかし、実はこれを逆に回復につながることもできると言われています。身体の調子が悪ければ、心の調子を整えると身体も整うかもしれませんし、心の調子が悪ければ、身体の調子を整えると心も整うかもしれません

 

例えば、何となく嫌なことがあって凹んでいる時に、美味しいものを食べて十分に睡眠を取ったら治ってしまったり、なかなかお腹の調子が良くならないと、リラックス法を実践して気持ちを整えてみるとお腹の調子も治ってしまったりするのです。

 

このようにどちらか一方の調子が悪い時に、もう一方の調子を整えてあげるということは、両方の解決に繋がることもあります。

 

そこで、今回は、心の調子が整わない人に、身体の調子から心を整えていく方法をご紹介していきたいと思います。身体へのアプローチから心の調子を整えてみて下さい。

 

心を整える身体の使い方の工夫!?

 

それでは、早速、心を整えるための身体の使い方の工夫について具体的な心の状態ごとに見ていきたいと思います。自分の心の状態に合わせた身体の使い方をマスターしてみて下さい。

 

①気持ちが落ち着かない

 

まず始めに気持ちが落ち着かない時に行える身体の使い方の工夫について見ていきたいと思います。

気持ちが落ち着いていない状態とは、何かで不安であったり、緊張をしていたりなど、身体が全体的に縮こまった状態であることが多いです。

 

皆さんも自信が無くて緊張しているとなんとなく前かがみになっていたり、不安で気持ちが落ち着かないとビクビクと周りを気にして小さくなっていたりするのではないでしょうか。

 

そんな時の身体の使い方としては、小さく内向きになるとは逆の方向に身体を動かすと良いということです。具体的には胸をはることによって、気持ちが落ち着かないというのを少しマシになると言われています。

 

その状態で自分に「大丈夫だ」「いける」と少し鼓舞してみると、より効果的かもしれません。

 

気持ちが落ち着かない時は、なるべく気持ちが落ち着かない人が取る姿勢とは反対の姿勢をできると良いでしょう。

 

②自信が出ない

 

次に自信が出ないという時に行える身体の使い方の工夫についてみていきたいと思います。

自分に対して自信がない状態の人は、歩き方に特徴が出ると言われています。自信がないと、ふわふわとさまよっているように、宙を浮いているような歩き方になります

 

逆にとても自信に溢れている人を想像してみて下さい。そういう人は迷いなく、一歩一歩をしっかりと地面を踏みながら歩いているものです。

 

自信がないなと感じる人はまずは立ち方から気をつけるいいかもしれません。少し自分の軸や重心を下にしたイメージで、しっかりと足で地面を踏むイメージを持ってみるといいでしょう。

 

もう少しイメージしてもらうとすると、自分の体重を大地に乗せるという感じです。大地と自分をくっつけるイメージを持つことで、しっかりとした安定した身体の感じを持つことができます。これもなるべく自信がない人とは逆の姿勢を取ってみるのです。

 

③やる気や意欲がわかない

 

最後にやる気や意欲がわかないという時に行える身体の使い方の工夫についてみていきたいと思います。

やる気や意欲がわかないという人は、もしかするとエネルギー状態が少し落ちているかもしれません。

 

まずは十分な休息をするのがいいかもしれません。身体が疲れていると人はなかなかやる気や意欲がわかないものです。

 

十分に休息を取った上で、自分の好きなものを手に取ってみるというのが、やる気や意欲がわかないという人には、やって欲しい行動です。自分の好きではないことには、どうしてもやる気や意欲が湧きにくいものです。

 

まずは自分の好きなものから始めてみるというのが良いのではないでしょうか。そして、まずは好きなものやことをじっくり眺めてみるというところから始めてみるというのも手です。

 

好きなアニメのフィギュアを眺めてみたり、好きな俳優の写真を見てみたりなど、見ることから始めてみるというのは、ハードルが低くやりやすいかもしれません。

 

このようにまず好きなものやことを見ることでなど、好きなことから始めてみると、次第にやる気や意欲を出していくからもしれません。

 

心を整える身体の使い方のまとめ!?

 

今回は、埼玉県さいたま市緑区のJR武蔵野線東浦和駅徒歩1分でカウンセリングを行う心の専門家である臨床心理士・公認心理師の筆者が、心を整える身体の使い方の工夫についてお話させて頂きました。

 

今回のまとめから、心の状態に引きずられて身体がなってしまう形とは、真逆の形をとることによって、引っ張られずに済むということと、身体を休ませつつ自分の好きなことをやってみるということの有効性が伝わったのではないでしょうか。

 

今回のまとめに関して何か疑問やご質問があれば、是非コメント欄までお寄せ下さい。また、なかなか身体の方を調整しても心の調子が整わないという方は、是非当カウンセリングオフィスのカウンセリングをご利用下さい。

 

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