ステップファミリーカウンセリング

ステップファミリーとはどんな家族か?

ステップファミリーとは、子連れ婚によってできた家族のことを言います。離婚して子供を一人で育てていた方が、新たに再婚をしてできた家族のことをステップファミリーと呼びます。お互いに子供がいる人同士で再婚する場合もありますし、どちらか一方にのみ子供がいて再婚する場合の、どちらであってもステップファミリーと呼びます。

 

また、子連れ婚をして夫婦の間に新たに子供が生まれてステップファミリーの形が変化も遂げていきます。日本では結婚した4組に1組の割合が再婚であり、このような形の継父、継母、継子を含む家族であるステップファミリーは多くある状況にあります。

 

ステップファミリーの抱えるストレスと悩み

 

このようなステップファミリーですが、様々なストレスや悩みを抱えることも少なくありません。それまで全くの他人として過ごしてきた人を急に父親や母親、自分の子供と思い一緒に過ごさなくてはいけないというのは、とてもストレスのかかる状況とお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

ステップファミリー全体に起こるストレスや悩み

ステップファミリー全体に起こるストレスや悩みとしては、生活スタイルの異なる家族同士が一緒に暮らし始めるわけですから、朝の起きる時間や夜の寝る時間、風呂やトイレのタイミングなど、今までとは異なるスタイルになるわけですから、当然ストレスを感じることになります。

 

常に他人と暮らしているような感覚を抱く場合もあるので、家でも十分にリラックスできなかったり、家族という一つの存在としてのまとまりが感じられないというストレスや悩みを感じるかもしれません。

 

継父や継母に起こるストレスや悩み

継父や継母に起こるストレスや悩みとしては、前妻や前夫の面影のある継子を愛せないということがあります。また、愛せないばかりではなく実子よりも冷遇したり、関わり方がわからないがゆえに会話しなかったり、場合によっては虐待してしまうというケースも起きてしまったりします。

 

祖父母や親戚も継子をどのように扱っていいのかわからないということや、祖父母や親戚に話せないということも起きてきます。また、継父や継母は近所の人や職場の人にどのように話したらよいかがわからず苦しい思いをされている方もいらっしゃいます。

 

また、今の事態とは逆に継子にどうにか好かれようと頑張りすぎてしまい、しかし、実父や実母のようにはなれずに辛くなってしまったという事態が起こる人もいます。

 

継子に起こるストレスや悩み

継子に起こるストレスや悩みとしては、今までとは異なる環境で過ごさなくてはいけないストレスが大きくのしかかります。そのために風邪を引きやすくなったり、胃腸の調子が悪くなったり、学校に登校できなくなってしまったり、成績が落ちたりという変化が生じる場合があります。

 

また、再婚して自分とは半分しか血のつながりのない兄弟ができることにより、自分だけが家族の一員でないような疎外感や寂しさを感じる場合もあります。そこから家に居場所がないように感じて、非行や犯罪にはしるという場合も生じることがあります。

 

ステップファミリーへのほんだカウンセリングオフィスの思い

なぜ当カウンセリングオフィスでステップファミリーへのカウンセリングを行っているかというと、代表である本多自身が生まれながらにしてステップファミリーであり、その後も様々家族というものの形の変化を経験してきたため、少しでも他のステップファミリーの皆さんが生活しやすいようにお手伝いできればという思いのためです。

 

幼少期は、母親と、母親の連れ子である兄と、父と、自分という4人という環境で育ちました。まだ、物心がついたかくらいですが、なんだか自分の家族への違和感を感じて育っていました。それは、父親は自分に対しては起こるものの、兄に対してはあまり怒らないという違和感でした。また、父からの祖父母の兄への接し方の違和感も感じていました。それがステップファミリーのためだと気がついたのは小学校に入って少ししてからでした。

 

小学生に中学年の時に母親と父親が離婚して、兄と父と自分という不思議な3人のステップファミリーになりました。ただ、家庭の状況は安定せずに兄は非行に走り、自分は不登校になり、父親は宗教にハマりました。祖父母や周りの支援のおかげで家族は徐々に回復していき、父親は新しい交際相手を探すようになりました。

 

高校生の時に父親は再婚して、新たな母親と母親の連れ子である姉、兄、父親、自分という5人のステップファミリーになりました。今までとは生活スタイルの変化を余儀なくされ、自分の自由なスペースも家になくなり多くのストレスを感じ、それが体に来て十二指腸潰瘍になりました。

 

このようなステップファミリーで苦しむ子供を少なくしたいと思い、大学、大学院で心理学を学び、大学院の修士論文ではステップファミリーを題材にしたものまで考えました。その後も臨床心理士・公認心理師という専門資格を取得してから様々な研鑽を積んで、自身のカウンセリングオフィスで、ステップファミリーの支援を行いたいと考えております。

 

ステップファミリーへのカウンセリング

 

今ご紹介したような経験のある代表が、ステップファミリーの方を対象に行うのがステップファミリーへのカウンセリングです。カウンセリングは、継父や継母、継子自身による個人のカウンセリングはもちろんのこと、ステップファミリー全員で行う家族療法というカウンセリングも行うことができます。

 

ステップファミリーのカウンセリングを受けることによって、自身の辛さの共感から少しだけ生きやすくなるような工夫を一緒に検討したり、家族全員での家族療法によって家族メンバーそれぞれが過ごしやすくなる方法について、専門家と一緒に考えていくことができます。

 

私自身の経験はもちろんのこと、それぞれのステップファミリーごとに合った解決の仕方や、家族ごとの工夫の仕方について一緒に考えていきます。ご希望の方は以下のお申込みページより、ご希望のカウンセリングのメニューをお選び下さい。